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カテゴリ:読書亡羊
愛蔵する河上徹太郎全集の中に音楽随想を纏めた巻がある。それによると純粋な音楽家と呼べるのは、すなわち経歴や生涯を語ることなく音楽が素晴らしいのは、モーツァルトとショパンの二人だと述べられている。従って曲だけを聴いておけばよろしいということなのかもしれない。 とは言え全く音楽の周辺知識のない自分にとって、楽器の名前やセレナード、協奏曲、変奏曲、○長調、○短調の意味くらいは知っておかないと話にならないと思って初心者向けの案内本を探した。 果たせるかな、そんな読者を狙った新書を見つけた。黒田恭一著「はじめてのクラシック」講談社現代新書。見透かされたように、『のだめカンタービレ』でクラシックにハマった人へと書かれた帯が付いている。 もう一冊は、宇野功芳・中野雄・福島章恭共著になる「新版クラシックCDの名盤」文春新書。宇野功芳の指揮するモーツァルト作品、「ドン・ジョヴァンニ序曲」と「交響曲第40番」のCDを何故か以前より所有している。 クラシックにハマって以来、毎月の本代がCD代に化けている。早く定額給付金の案内がこないかと待ち遠しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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