【ブルーリボンサービスの流儀】　　　　　　　　　　　　　　　　　　

[エトセトラ] カテゴリの記事

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  岩井滝

  　奥津渓を数キロ遡ったところにある『岩井滝』。駐車場から苔生したせせらぎ沿いの山道をしばらく登ると涼感溢れる滝が現出。抉れた巨岩に潜り込めば裏側から眺める滝がとてもクールです。暑気払いにお出かけください。

  2011.08.17

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  コスモス

  岡山県下のコスモス名勝地を検索すると『北房』、『ドイツの森』と『玉島の森』がヒットした。高速料金無料とはいえ北房はちょっと遠く、ドイツの森は何度か行ったことがあるし入場料が必要である。安・近・短の『玉島の森』をナビにセットして出発した。化学コンビナートのど真ん中のコスモス畑は想像できなかったけれど、入ってみれば圧巻だった。野趣には欠けるものの、これはこれで調和していてアンビバレントな感覚に陥った。一緒に出かけた老母と愛犬にとってはご機嫌なコスモス畑のひと時となった。ここフラワーフィールドからは『玉島魚市場』が近い。“ワタリガニ”と“シャコ”を買おうと思って寄ってみたが、すでにシャッターが下りていた。「朝の早い魚市場に昼を過ぎて行っても開いている訳がないじゃろう」とたしなめられてしまった。コスモスの花言葉“乙女の純愛”からはほど遠い現実に引き戻されてしまった。

  2010.10.18

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  避暑地「大山」

  月一更新となってしまった拙ブログの話題は、史上最高となった今夏の猛暑を和らげるクールな報告。音を上げそうな余りの猛暑に避暑地へ行こうと思い立ち大山へ向かった。高速を降りると県南よりは涼しいが、それでも山裾での温度表示は３０度になっている。森の中の山道を抜けて大山寺駐車場に到着するとさすがにひんやりとして、気温は２７度になった。登山口から少し登ったところにある「僧兵コース」の立て看板には、大山寺まで６７０メートルと記されていて、リハビリを兼ねた山歩きにはちょうどよいと思い挑戦する。きれいに整備された歩道は歩きやすく、怪我したアキレス腱にはきつい下りも適度の衝撃で気持ち良い。コース途中では、先ごろの豪雨で地滑りして落下した古木が生々しく横たわっていた。降り立った谷川の水を汲むと冷たくてびっくり、森林浴の効能と併せてリフレッシュ度満点の散歩となった。開運を祈願して鐘を撞いた大山寺からは、くっきりと現れた弓ヶ浜の眺望がすばらしかった。階段を降り切ると暗夜行路ゆかりの地の石碑が建つわかれ道から、今度は大神山神社までの石畳みの参道に挑んだ。苔むした凸凹道はかなりこたえたけれど、夜には足の調子がすこぶる良くなって、これはきっと持ち帰った延命長寿の御神水で割った芋焼酎の御加護に違いない。無料化になっている岡山自動車道を通り、片道１，６００円の大山で避暑しませんか。

  2010.08.31

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• とりあえず退院

  退院しました。お見舞いくださったみなさま、誠にありがとうございます。術後２週間目の抜糸を終えて３日目に、担当医の許可を得てやっと解放された。全治６週間、完全復調には３ヶ月を要するらしい。今年の夏の計画は全て水の泡と消えてしまった。なかでもメインイベントの『富士登山』は、年来の目標だっただけに諦め難い。主治医は“リハビリに富士山に登ればいいが”と冗談を飛ばすのではあるが・・・・・

  2010.05.30

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• 痛っ！

  先週の月曜日の夜、“週に一度はスポーツを”と思い、地域のバドミントンクラブの練習に参加する。約１時間の打ち合いをした頃に、そろそろ休憩したいなと考えながら踏ん張っているも、この道２０年のベテランの家内と友人は息も上がっていない。そんな時にネット際に落とされたシャトルを拾いにダッシュして止まった瞬間、「バタッ」という大きな音がした。思わず振り返るほどの音に驚いたら右足が攣っている。「まさか」と「ひょっとして」が反復して頭を駆け巡る。コートを出て呆然として天を仰ぐ。翌日、整形外科病院で診察を受けると、あっさりと「切れてますね」のひと言。愕然として状況を肯定できずに信じられない気持でいっぱいである。手術をして今日で１０日が経過した。午後のリハビリが唯一の気分転換となっており、悶々とした日々を過ごしている。ＰＳ；村上春樹さんの『１Ｑ８４』の３巻を読んだ。出版社の小松さんが誘拐され、四角い部屋に監禁されて三度の食事だけ与えられている場面に、自分の境遇がピッタシあてはまるようで苦笑を洩らしてしまった。今日は外泊許可が下りた。“青豆”さんならぬ旬の“空豆”さんが楽しみだ。

  2010.05.22

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  あんバタ

  中央卸売市場の青果会社に勤務するＪ子さんから評判を聞いていた、ふくふく通りにある手づくりパン工房『あおぞら』の“あんバタ”を買いに寄った。入り口には「あんバタあります」の札が架かっていて、その人気ぶりがうかがえる。“あんバタ”に病みつきになった彼女は毎日の昼食に食しているらしく、ダイエットが気になっているようだ。そんな彼女から先週の休日に、“アバター”を見に行こうとお誘いの電話が家内にかかって来ていた。“あんバタ”と“アバター”、語呂は似ているが全く似て非なるものだ。私は映画“アバター”はどうも気持ちが悪くて見る気がしないが、“あんバタ”ならば笑窪が出るかもしれない。

  2010.02.02

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  新・散歩コース

  仕事場から田圃道を東進すると旭川西岸に突き当たる。土手下は護岸整備が行き届いており散歩にはお誂え向きのコースとなることを発見した。毎日渡っている旭川大橋も下から見上げると、また違った顔を見せるから不思議だ。ものごとは大所高所（低所も？）から見なくてはならない道理である。右岸沿いの遊歩道を南へ約２０分ほどのところに住吉神社が鎮座する。航海の守護神のようで燈台らしきものがある。その少し南にはテニスコートが何面かあるが人気はいつも無い。この次にはラケット持参で相棒を連れて来たい。賽銭をあげてＵターンすれば、ちょうど１時間の散歩コースとなる。

  2010.01.30

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  吉備路風土記の丘

  暖かな陽射しの昼下がりに山手村の建築清掃現場をのぞいた後、吉備路風土記の丘自然公園の界隈をウォーキングした。というのも隣に住む兄貴分が運動不足による筋肉減退により歩けなくなった話を聞いたばかりで、居ても立ってもおれなくて寸暇を惜しんでも運動しなくてはと思い知ったからである。五重塔～江崎古墳～吉備路郷土館～国分尼寺跡～こうもり塚古墳と歴史一周コースを約一時間かけて歩いた。吉備路郷土館の前庭の紅梅はすでに花開いているし、畑には背丈は低いが黄緑の絨毯を思わせる菜の花が咲いていた。一足先に春を満喫といったところ。散策する年配のご夫婦や一眼レフを抱えたアマチュアカメラマンの姿が見受けられる長閑な風景に気持ち良い運動になった。少し物足りないくらいだ。とは言っても二月にここで開催される吉備路マラソンにはちょっと手も足も出ない。

  2010.01.27

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  新年の挨拶

  あけましておめでとうございます。２０１０年はウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートと共にスタートした。楽しみにしていたプレートル指揮の演目はヨハン・シュトラウス父子の曲ばかりで面喰ってしまった。唯一知っている曲『美しく青きドナウ』がアンコールで演奏されて拍手が起こったとき、突然に演奏が中断されて指揮者と楽団員から新年の挨拶が投じられたのは最高のサプライズだった。ヨハン・シュトラウス父子のポルカやワルツが主演目のコンサートであること、アンコールの２曲目には『美しく青きドナウ』が演奏されること、そしてその冒頭で拍手が起こると中断して新年の挨拶をすることまでもが“ならわし”となっているとは後で知った。このコンサートでも棒を振ったことのある小澤征爾さん、サイトウ・キネン・フェスティバルの放映ではブラームスの『交響曲第２番』を拝聴できた。よく見ると小澤さんは指揮棒を持っていないのを発見した。今年恩人からいただいた年賀状には『温故知新』の言葉が記されていた。「故きを温ねて新しきを知る」、昨年から『新』ばかりが目につくけれど、先人の知恵を戒めとして謙虚に受けとめる年にしたい。

  2010.01.04

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  カラオケ

  「ちんどん彩乃也」さんを貸し切っての忘年会はカラオケパーティ一色となり、店主のアルトサックス演奏は絶えることなく繰り広げられた。一年に一度しか歌わないと決めていたが、どうやらついにその日が来てしまったようで観念した。音をはずしながら『時代おくれ』を歌い、冷や汗もののカラオケタイムとなった。Ｈ田社長のレパートリーは西田佐知子や石原裕次郎の名曲が多く、勧められるままに飲み干していた焼酎の勢いもあって、何と私自身前代未聞となる２曲目に『恋の町札幌』を歌ってしまった。サックス演奏をバックにしたせいか、こんなに気持ち良く歌えたのは生まれて初めてだ。「窮すれば通ず」とはこのことだろうか。

  2009.12.28

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  ちんどん彩乃也

  取引先カーディーラーの店長の紹介でご縁のできた、某包装資材会社のＨ田社長に忘年パーティーへのお誘いを受けた。ゴルフも歌もめっぽう上手く、絵画への造詣も深くて、聞きやすい関西弁を操る侠気に富む長身のルックスは羨望の的である。そんな敬愛する社長が連れて行ってくださるお店は『彩乃也』さん。表町三丁目にあるからと言って店主の携帯番号だけ教えてくれた。詳しい場所までは端から説明する気配もなくて、聞き返せば戻ってくるセリフは分かっているので承知する。早速ネットで検索するがヒットしない。さあ大変だ！しばらくやっていると『ちんどん彩乃也』さんというのが現れて、ちんどん屋を営むご家族で居酒屋を始めたニュースに遭遇した。想像もしていなかった面白そうなお店に、さすがにＨ社長の好みそうなお店だと唸らされた。今度は『ちんどん彩乃也』さんで調べてみた。なにっ！トップページにはomotannさんの「てすさび日記」が表示されているではないか。なんだかホッとした気持ちになって、すぐに電話をかけさせていただいた。突然の電話で驚かせてしまい恐縮しているが、聞けば店主はomotannさんの後輩だそうで、アルトサックスの生演奏も聴けるようだ。さすがに先輩方は遊び上手というか、心得ているなとの思いを強くして一件落着した。ありがとうございました。楽しんで参ります。

  2009.12.26

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  剣山

  今年最後の登山計画は四国の高峰『剣山』である。秋の紅葉を楽しみに出発したのだが、幾つものヘアピンカーブを登って行くと途中から白くなった山々が現れて来た。道路にも積雪が見られ想定外の雪景色に胆を潰した。幸いにもＫ隊長のお嬢さんがモトクロス用に調達した車は四駆なので安堵させられた。登山口にはリフトが設置されており、歩いて登るのも可能ではあるが雪道を避けて横着をする。あたかもスキー場に来たようで、１５分間の乗車時間に眺める白一色の景色は素晴らしいが、頬を突く寒さには冬将軍の到来を感じた。標高１９５５メートルの山頂の気温はマイナス２度である。暴風雨だった前回の大山頂上も寒かったが、この日はとにかく冷たい。開設５０年の歴史をもつ「山頂ヒュッテ」で温かいおでんとおむすびの昼食をとり下山する。毎回お決まりのコースとなった「登山＋温泉＋グルメ」。香川県の奥座敷、塩江温泉の『さぬき温泉』で温まり、臨時休業だったお目当ての丸亀『長田うどん』を諦めて『一鶴』の若どりを頬張って幸せ満喫の一日となった。これで「日本百名山」の二つを制覇した。

  2009.11.04

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  森本二太郎写真展

  山陽新聞本社ビル２階にあるさん太ギャラリーで開催中の「森本二太郎写真展」をのぞいた。受付で接客中の森本氏と思しき温厚そうな紳士が立ち上がり、どうぞごゆっくりとご覧くださいと温かく迎えてくれて感激した。観覧する順序を間違えてしまい反対廻りに進んでしまったが、往復で見直して行っても同じ写真の前で足が止まった。紅葉（黄葉）したカエデの落葉の散り敷かれた美しさに見惚れてしまった。写真家はこの美しさを留めたくて、また誰かに伝えたくて一途に撮影をするのであろうか。一瞬の美を捉えた写真は肉眼に勝るかもしれない。ほどよく賑わっていて印象の良い写真展だった。

  2009.08.29

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  衆院選

  出勤途上の交差点での風景。午前８時前なのでマイクを持っての街頭演説はできないが、スクランブルに対峙した自民と民主の各陣営が競って手を振っている。ここ岡山２区での戦前予想では民主党のリードが確実視されている。そりゃそうだわな、小泉チルドレンに倣って市政を放り出して衆議員に乗り換えた自民党候補には冷ややかな視線は当然だろう。２日後には天命が下る。

  2009.08.28

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  エール

  同窓会の準備に追われている毎日、きょうは校歌斉唱の前ふりのエールを切る元応援団の後輩を確保した。仰げば星灯欄干として悠久の真理を囁き、頭（こうべ）を巡らせば六甲の山野しんしんとして若人の血を湧つ、ああ孤りて立つるは実に我が母校、されば歌わんかな叫ばんかな熱血の詩情熱の調べ、ＫＷＡＮＳＥＩ学院大学校歌「空の翼」上ヶ原ふるえ

  2009.08.27

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  消毒液

  （毎日新聞）新型インフルエンザの流行拡大に消毒液の不足が深刻化してきているそうだ。衆院選の期日前投票所に設置された消毒液、先には記入用の鉛筆までが消毒の対象になるのではと懸念されている。医療福祉施設はもちろんのこと、２日前に打ち合わせに訪ねたホテルの玄関先にも設置されていた。きょう聞いた話ではイベント会社が会場に備える消毒剤を入手できなくて困っているという。病院清掃に詳しい資機材商に注文を出したところ、その影響でてんてこ舞いしているとの返事が返って来た。マスクの次は消毒液、またしてもの感が否めないが、ワクチンだけはうまくやって欲しいものである。

  2009.08.26

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  顎を出す

  お盆明けから忙しい日が続いている。こんな感じだ。

  2009.08.19

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  庭掃除

  等閑にしていた庭の雑草が緑の絨毯に化してきたので、やっと重い腰を上げた。苔の中に生えた草を取りながら色んなことを考えた。「草むしりは楽しい」と言っていた建設会社の常務の顔が浮かんだ。考え事をしながら励んでいても、だんだんと草取りに集中してくるから不思議だ。本気モードに突入してしまい、無心になって手が動くようになる。はは～ん、これだな。苔を傷めないで草を抜き取るのは根気のいる仕事だ。京都の苔寺の草取りは大変だろうなと思った。修行僧にはもってこいのお役目かもしれない。早朝の２時間、集中力を高めるトレーニングは気分爽快だった。雑草のなくなった苔と箒目のついた庭は、あたりの空気を一変させる力がある。これぞ「そうじの力」。

  2009.08.16

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  抜け殻

  日曜日の雨で延期になっていたお墓掃除に、父親と一緒に汗を流した。行けば必ず墓を前にして、これが誰それであれが誰々と講釈をするのが常であったが、今年は何も言おうとしない。いい加減に覚えろということかもしれない。十幾つかある中でもっとも古い石塔に蝉の抜け殻を発見した。墓石とも知らずに登り詰め、老婆が爪を立てるような形で残されている。「ゾウの時間ネズミの時間」という本があったような気がするが、人間の時間と蝉の時間について考えさせられた。今頃抜け出たご本体は盛りの夏を謳歌しているのだろうか。仏様が帰ってくるというお盆には、墓場はさしずめ抜け殻だらけとなる。生きていることを感謝し、魂の抜けたような生活を送っては死者に申し訳ない気持ちになった。

  2009.08.11

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  薬草

  友人の奥様に誘われた妻が、元メイクアップ・アーチストの運営するハーブエステを体験して来た。どうやら気に入った様子で、すこぶる機嫌がよくて、こんな彼女は長年連れ添って始めてのことである。子育てを終えた女性が目覚める話は枚挙にいとまがないが、あらためて実証されたのを見て感心してしまった。それにしても、天然ハーブの持つ威力は大したものだ。シワが消えるらしい。同じ薬草でも大麻や覚せい剤の威力はいただけない。大学生や芸能界に蔓延した汚染ぶりには眼を覆いたくなる。犬猫にネギをやってはいけないように、消化酵素のないアイドルにシャブをやってはいけない。

  2009.08.09

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  ソルトスタジオ

  介護施設を運営するＮ山社長から聞いた「ソルトスタジオ」は、六角形の塩タイルで囲まれた温熱塩空間で、脈拍や血圧を上昇させることなく体内から温める優れものだそうだ。大流行した岩盤浴のブームが去って、お次はこれが席巻する気配になって来ている。Ｎ山社長の関連施設でも導入が決まり、昼間はリハビリ型デイサービスの利用者向けに、夜は一般向けに解放するらしい。初期導入時の投資額は相当なもののようで、果たして費用対効果が見合うのかが懸念されるところであるが、競合のエスカレートしている業界にあって他施設をリードする先見性と話題性は一歩を先んじること請け合いであろう。

  2009.08.06

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  マニフェスト

  自民党が衆院選に向けたマニフェスト（政権公約）を発表した。安心、活力、責任の３分野を掲げ、経済成長戦略を軸に政権党としての「責任力」を訴えようとするものだ。一党支配の時代には力強く響いたであろう「責任力」も、今では虚しさを孕んだ空言としか聞こえない。「後出しじゃんけん」と言われる批判もご尤もであろう。千葉大の広井良典教授の時評が的確な視点を提供してくれる。日本が置かれている状況は、保守主義→自由主義→社会民主主義という展開にある。つまり、小泉改革（自由主義）のもたらした弊害を是正するような社会のあり方、国のかたちが求められている。民主党に期待されているのはそうしたビジョンの提示と実行であろう。政権交代のキーポイントである。

  2009.08.02

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  ゴーヤ

  最盛期を越えた胡瓜を尻目に、ゴーヤが一気に成長しはじめた。ゴーヤチャンプルーというのは苦くて口に合わないが、玉葱と共にスライスして冷やしたサラダはドレッシング良しマヨネーズ良しで、このところ毎日の食卓に登場している。夏といえば、好物の冷奴があれば食欲倍増となる。畑から掘り出した茗荷のスライスを載せると、これがまた滅法美味しくてビール党には堪えられない。そういえば、時期を遅らせて蒔いた枝豆の第二陣の実が膨らんできた。

  2009.08.01

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  新型インフルエンザ対応車

  信号待ちで横に並んだタクシーを見ると、「新型インフルエンザ対応車」のステッカーが貼られていた。暑いシーズンに入っても一向に勢いの衰えない新型インフルエンザだから、「見える化」を実践しているＳタクシーの姿勢は評価できるだろう。一体どんな対応策をするかと言えば至って簡単である。乗務員のマスク着用と車内消毒に尽きる。しかし簡単なことがなかなか実行できないのも事実であるし、消毒しても目には見えないので信用するしかない。仮にこのタクシーが感染経路になったとすれば大変なことになる。一見簡単そうなことだが、タクシー会社の抱えるリスクは相当大きいような気がする。乗車するお客様の｢咳エチケット」が何よりも大切かもしれない。

  2009.07.27

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  土用干し

  稲が強く根を張るようにと田圃の水を抜いて行う「土用干し」。普段の苦労から解放されてのんびり楽しむことを「命の洗濯」と言うように、同義語として「命の土用干し」とも言うらしい。なかなか明けない梅雨空に左右されて、思惑通りには運ばない仕事が片付いたら、悪い水を抜いて海辺で土用干しでもしたいものだ。村上春樹の１Ｑ８４でも片手に。

  2009.07.23

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  航跡

  義兄の三回忌法要のため、雨に煙る本土を後にして島へ渡る。船にも車検があるとすればちょうどそれに当たったのか、いつもより船体が大きく、「大福丸代船」の掲示板が掛かっている。通過した跡の泡立つ波が幅広く感じられるのはそのせいかもしれない。客室後部の甲板から眺める航跡が好きで、いつまで見ていても厭きない。滞りなく法事を終えて帰路に着くころには雨も上がって、海面に反射する西日が眩しい。まさにこれが「瀬戸の夕凪」だろう。（左側が北木島、右側が白石）

  2009.07.20

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  名曲探偵アマデウス

  ＣＳ放送のＪｓｐｏｒｔｓでプロ野球中継（もちろん広島カープ）やサッカーまたはＮＢＡの試合を見るようになって、地上波放送ではニュース番組と天気予報以外はほとんど見ることがなくなった。日曜日の『Ｎ響アワー』くらいである。ところが、たまたまスイッチを入れたＢＳ放送で、筧利夫さん主演の『名曲探偵アマデウス』を見てとてもおもしろかった。新感覚の音楽ミステリー番組である。所長・天出臼夫とその助手・響カノンがクラシックの名曲に秘められた謎を解明する。前回はドビュッシーの、ピアノのための舞曲組曲『ベルガマスク組曲』の中の「月の光」に潜むミステリーのナゾが解かれた。「月の光」といえば、フィギュアスケートの女王・浅田真央が思い出される。真央ちゃんのような助手を従えて、私も天出所長のようになりたいものだ。「振出陸夫」なんていうペンネームはどうだろうか。

  2009.07.15

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  逸機

  吉備津神社の岩山宮参道に咲くあじさい園に行く。前回は時期尚早だつたが、今回は盛りを過ぎてしまい、またもや逸機してしまった。それでも御神体に磐座が鎮座する岩山宮脇の株はちょうど見ごろで、一騎当千のつわもの風情である。立て看板には６月２７日に例祭の案内があるので、見ごろはその辺りに定まっているのかもしれない。

  2009.07.07

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  表町商店街

  梅雨晴れの午後の表町商店街には心なしか人出も多く感じられ、賑やかな七夕飾りは夏の到来を知らせてくれる。自転車に乗った不届きな輩も見られず、気持ちの良いショッピングができた。ぎんざやプレイガイドで「松本和将＆山部兄弟ジョイントコンサート」のチケットを買った。１階の１３列だから迫力ある演奏が楽しめそうだ。ご主人にブーニンの発売予定を聞いてみると、逆に「あのブーニンが来るんですか？」と聞き返されてしまった。？？？シンフォニービルの新星堂でフルトヴェングラー指揮、ベートーヴェンの第４番＆第７番がセットになったお徳版と、気になっていた内田光子さんのシューベルト即興曲集を手に入れた。この日でスタンプがいっぱいになったメンバーカードの２０００円引き換えと、創業６０周年でプレゼントされた１０００円のクーポン券が次回のお楽しみである。リリー・クラウスのモーツァルト４枚組か朝比奈隆さんのブルックナーか、バッハの無伴奏チェロ組曲か、考えるだけで幸せ気分を味わっている。

  2009.07.04

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  紫陽花ロード

  約３５００株が咲き誇る「たけべの森公園」へ紫陽花の観賞に出かけた。公園までの登り坂の両側を賑わす青い花たちは、『紫陽花ロード』と呼ぶに相応しい見事な演出をなしている。沿道にこれだけ咲いているのだから公園にはさぞたくさんの紫陽花があるのだろうと期待を膨らませた。ところが公園内を散策すると、意外にも紫陽花の花はほとんど見られない。池の畔では青い額紫陽花が清楚に花開いていて、『謙虚』の花言葉の通り密やかに閑居している姿がなんとも風流である。紫陽花ロードの圧倒的な賑わいも素晴らしかったが、風景に溶け込んだ額紫陽花には格別の趣きがあって感動した。

  2009.07.03

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  お中元

  ７月に入った途端にお中元の配達が多くなった。ご恵送賜った先様の顔を思い浮かべながら御礼状を認める。お中元を贈答する習俗には賛否両論あるけれど、贈られた側に立てばやはり嬉しい。ところが、景気低迷の今年はお中元の挨拶を辞退される書状が届いた。元請建設会社の配慮に感心するやら安心するやらで、こちらの窮状を見透かされたようである。今夏はありきたりの定番商品を止めて、産直トウモロコシを贈る手はずになっている。旧習とはいえ感謝を伝えたい相手には無下に廃止にするわけにもいかないのがお中元である。むかし先輩から教えられた「変わらぬお付き合い」の大切さを肝に銘じているが、年を重ねるほどにその難しさを実感している。

  2009.07.02

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  幸福実現党

  いつやっても同じだとまで言われだした衆院解散を前に候補者のポスターが目立つようになった。「幸福実現党」とは最近知ったのだが、幸福の科学が支持母体というかそのものみたいである。党首の大川きょう子氏は、あの大川隆法総裁の娘かと思いきやご夫人だそうだ。文学部卒業の才媛共々に東京大学出身だと知って吃驚した。この党首、どこかで見たような気がしていた。元ＮＨＫのスポーツキャスターを務めていた福島敦子さんに似ていないだろうか。

  2009.06.30

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  電信柱

  ２週間に１度は必ず通る新幹線沿いの側道で、ある発見をした。電信柱に模様が入っている。けやき並木の間に立つコンクリート柱には、樹木に似せた木肌が彫られている。まさかセミはとまらないだろうが、どうせならカブトムシやクワガタムシの模型をぶら下げたらどうだろう。通学路の子どもたちが喜ぶかもしれない。

  2009.06.27

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  ローズマリー

  今朝女性スタッフのＨ原さんが、以前お願いしていたハーブの苗を忘れずに届けてくださった。シソ科のハーブ「ローズマリー」は地中海原産で白い花を咲かせるらしい。愛と貞節の象徴とされるローズマリーは、シューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」第１６曲の歌詞にも用いられている。ローズマリーの主成分カルノシン酸は記憶力改善に作用があり、アルツハイマー症への効果が期待されている。また、育毛効果も備えているそうで微かな望みを抱かせてくれる。ご自宅でハーブを育てているＨ原さんが覚えていてくれたのが何よりも嬉しかった。日頃からローズマリーを愛用している効果だろうか、その記憶力に敬意を表したい。名前の美しい響きと共鳴するさわやかな好意に、人とのつながりの大切さを垣間見たような気がして本当にうれしかった。Ｈ原さん、ありがとうございます。

  2009.06.20

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  マツヨイグサ

  散歩の時間には一斉に花開いているマツヨイグサの群落が、あたり一面をほんのりと明るく照らしている。待てど暮らせど来ぬ人を宵待ち草のやるせなさ今宵は月も出ぬそうなここは夢二の生家のある邑久町から遠くなく、歌に詠まれた宵待ち草はこの花かもしれない。マツヨイグサ（待宵草）と宵待草は同じであろう。月を待つ間に自身も黄色に染まったのであろうか。太宰の冨嶽百景にある富士に似合う月見草もヨイマチグサだといわれている。なんとも奥ゆかしい清楚な花である。そういえば、楽天の監督が我が身を例えたのもこの花だった。似て非なり。

  2009.06.18

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  麦畑

  本日の散歩コースでの見ものは、刈り取りを終えた麦畑に火を放ち藁を燃やしている光景だった。風向きも幸いしたのか、こんなに上手く燃え広がるのは滅多に拝めない。ドリフの歌う「誰かさんと誰かさんが麦畑♪チュッチュチュッチュしているいいじゃないか♪」の季節も終わりを告げた。村上春樹の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」も、また来年だ。用水路には水が満ちてきており、麦畑はいよいよ水田に移行して行く。お次は第九ならぬカエルの合唱つきの季節到来となる。四季の移り変わりを目にすると、年を刻む自然の法則に畏敬の念を抱いてしまう。

  2009.06.14

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  とうもろこし

  おかやま音楽祭のブーニン・ピアノリサイタルの予約について尋ねようと、シンフォニーホールのチケットセンターへ寄った。すると、まだ連絡が入っていないとの素っ気ない返事が返ってきた。１階のガレリアでは恒例のマーケットが開催されていて、お馴染みのお漬物屋さんが出店していた。いつもの「絶品キムチ」を買うと、お気に入りのお上さんが旬の香川産とうもろこしを持たせてくれた。いつもながらのお心遣いには頭が下がる。チケットセンターの案内嬢とは雲泥の差である。さて、この漬物の老舗では青果物の販売にも力を注いでおり、先日いただいた夏の贈答カタログから中元を選ぼうと思っていたのだが、試みにとうもろこしの発送も可能かどうか聞いてみた。「だいじょうぶですよ」の即答に気を良くして、蒜山産のものも手に入るか確認すると快くＯＫの返事である。実は昨夏のこと、蒜山に別荘を持つお客様から毎年お中元に蒜山産とうもろこしを送っているのを教えられ、素敵な贈り物に感心した記憶があったからである。今年はこれに決まりだ。

  2009.06.13

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  鬼瓦

  建設会社の親睦旅行で道後温泉へ行った業者会の仲間がお土産を届けてくださった。包装紙には「ＫＡＷＡＲＡ」と書かれているので、てっきり「瓦せんべい」だと思い込んで開封してみると、なんと鬼瓦の置物であった。仕事柄か一行は今治市菊間にある「かわら館」を見学したらしく、営業所長にお礼の電話をすると感動の体験を話してくれた。７００年の伝統を持つ菊間瓦は、時代を越え全国各地の屋根を飾っているそうだ。松山城や今治城の天守閣はもとより皇居、京都御所にも使われている。狂言にも「鬼瓦」というのがあって、屋根の鬼瓦を見た大名が女房の顔を思い出す話らしい。たしかに鬼瓦のような貌という表現はよく耳にするが、女房には禁句であろう。

  2009.06.11

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  音楽の友

  音楽の友社の発行するクラシック音楽入門書『音楽の友』６月号を買うと、別冊付録としてコンサート・ガイドが付いていた。オーケストラの欄をめくると、あのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のサントリーホール公演Ｓ席チケットの￥３５，０００にぶったまげてしまった。ＮＨＫ交響楽団のＳ席が￥８，１５０だから、その格の違いを見せ付けられた恰好だ。見開きの次ページには「ザルツブルク音楽祭」への音楽の旅企画が掲載されていて、ウィーン・フィル演奏会をチョイスできるようになっている。いったい旅行費はいくらくらいなのだろうか。昔のことだが、妻はベルリン・フィルの演奏会に誘われてにべもなく断ったことがあるらしい。誘ったヤツも気の毒だが知らぬが仏とはこのことだ。

  2009.06.02

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  ハーブ快復

  先日来の社屋塗装工事が完了した。塗装会社にもピンからキリまであって、このたびは三流の仕事っぷりに閉口させられてしまった。足場がとれたので換気をしようとトイレの窓を押すが開かない。ご丁寧にも窓枠まで塗料で固めてしまったようだ。サッシ際をケレンして、ハンマーでたたいているうちにガラスにひびが入ってしまった。踏んだり蹴ったりの顛末にうんざりしてしまった。そんな調子で滅入ってしまった中にもひとつだけ嬉しいことがあった。工事に入ってすぐに踏み拉かれたハーブの苗を微かな期待を抱いて植え替えて、日々回復を念じながら水遣りをしていたところ青々と元気になってきたのである。やぁ～、うれしいものだ。植物との対話、これにみなさん惹き付けられるのだろうか。このハーブ苗は確か、「カモミール」と「バジル」。逆境にあるものを激励する言葉に、「カモミールの苗床のごとく踏まれるたびに成長せよ」というのがあるそうだ。物言わぬハーブにも教えられることがある。

  2009.05.29

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  三井寺

  およそ１０年ぶりに訪れたのは、雨の園城寺（三井寺）。仁王門まえの新緑の紅葉がことのほか美しい。国宝の金堂には天智天皇が信仰された本尊・弥勒仏がまつられ、他にも数多くの仏像が展示されていて幼少の聖徳太子像もあった。西国三十三所観音霊場の第十四番札所の観音堂。本尊の如意輪観音は３３年ごとに開扉される秘仏になっている。新型インフルエンザが影響してか巡礼者の姿も少なく、雨に煙る琵琶湖の眺めは格別だった。

  2009.05.28

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  市場ふくふく通り

  いま中央市場がおもしろいと聞いてランチタイムに訪ねてみた。あに図らんや完璧なシャッター商店街で、それもそのはず「水曜定休日」の看板に跳ね返されてしまった。平素の行いが悪いのか、うまく行かないものだ。東京の築地市場を連想して行くとガッカリするかもしれないが、この調子で活性化して行けば楽しいスポットになりそうだ。３日前にオープンした「食の安心館」のオーナーに聞くと、家賃は３万円というからベラボウに安い。先の日曜日に予定されていた「市場祭り」は、新型インフルエンザの影響から延期になってしまった。「食の安心館」の店先には入荷したマスクがワゴンに山積みされており、皮肉な光景となっていた。

  2009.05.27

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  麦畑

  日の入りが延びたので、早く帰宅できたときには犬の散歩が欠かせません。ついこの間は土筆を探しながら散歩をし、青々とした麦の成長を眺めながら歩いていたのに、今ではすっかり黄金色に染まってきました。たぶんビール麦だと思われますが、麦酒になるのか麦茶になるのか行く末は知れません。わが家でも栽培していた頃にはキリンビール岡山工場に廻されると聞かされていました。今ではアサヒビールも積極的に買い付けていますから定かではありません。山陽新聞朝刊にサラリーマン川柳が掲載されていました。痛いところを衝かれ図星です。「朝バナナ　効果があったの　お店だけ」「やせたのは　一緒に歩いた　犬の方」散歩から帰ってビールを飲みながら苦笑しています。

  2009.05.23

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  新型インフルエンザ

  奥飛騨・平湯温泉『深山桜庵』をマネジメントするベル会仲間のＩ手先輩は、現在の勤務地は南紀白浜にある浜千鳥の湯『海舟』である。来年の旅行地にほぼ決定し、熊野詣が実現しそうである。『海舟』という宿名は、大海原に漕ぎ出す舟の先端に佇んでいるかのような景色からいただいているそうで、残念ながら勝海舟とは関係ないようだ。新大阪で下車した彼が手にしていたのはドラッグストアで買い占めた“マスク”の袋であった。神戸・大阪で発生した新型インフルエンザのリスク管理に神経を尖らせていた。今日は奈良県でも発生したし、京都に住む息子の学校も休校を検討しているようだ。おかげで来週に計画していた京滋方面への旅行は中止せざるを得なくなってしまった。混迷する現代政治と低迷する経済情勢の中で発生した思いがけない危機について、先見の洞察力を持つ海舟翁に善後策を問うてみたいものである。

  2009.05.19

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  冤罪事件

  岡山地方裁判所の前に駆けつけた報道陣の山は、たぶん今日判決の出される『山陽本線痴漢冤罪事件』の取材だと思われる。来週に迫った裁判員制度のスタートにあたり、格好の話題を提供するのだろう。この『山陽本線痴漢冤罪事件』と呼ばれる事件の呼称は弁護側によって名付けられたものと思われる。６月の求刑をする検察側が冤罪事件と呼ぶのはそもそもおかしい。いずれにしても裁判員制度による冤罪事件の多発は心配の種となりそうである。『それでも僕はやっていない』の映画さながらに明日は吾が身が懸念され、李下に冠を整さずを心掛けるしかなさそうだ。

  2009.05.13

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  オーディオギャラリー

  側道を走るたびに気になっていた『ＡＣ２』の看板が掲げられた洒落た建物がオーディオギャラリーだったとは、つい最近ホームページで知った。オーディオといえばミニコンポしか並んでいない家電量販店ばかりになった近年では貴重な専門店である。中に入ってウロウロしていると、人懐っこい年配のご主人に声を掛けられた。１階の視聴ルームにはマランツのアンプをはじめＪＢＬやＢ＆Ｗのスピーカーの中級機種が並んでいる。お奨めのセットは、ＤＥＮＯＮのプリメインアンプにマランツのＣＤプレーヤーとＫＥＦのスピーカーで、１６万円くらいで手に入る。家が一軒建てれるくらいオーディオに注ぎこんだという店主からは様々な情報を聞くことができた。つい話が高じて２階のハイエンドオーディオの視聴室に案内され素晴らしい音に堪能させられた。極めつけのスピーカーはタンノイの「オートグラフミニ」で、小さいながらもとんでもない高音質である。「コンサートホールを我が家に」のテーマに偽りのない至高のタンノイだった。ユーザーにはプロの演奏家や合唱団の理事、学校の先生などがいらっしゃるそうだ。オーディオの大家、五味康祐氏はオーディオに凝る前に音楽を聴き込むのが先決だというが、こんな音で一度聴いてしまうと欲しくなってたまらない。「人生の喜びへの投資としては安いものだ」という店主のセリフが耳に残る。

  2009.05.11

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  題名のない音楽会

  用事のない日曜日には、遅い朝食をとりながら関口宏さん司会のサンデーモーニングを見るのがお決まりになっている。喝！とアッパレ！を連発する大沢親分と張さんコンビのスポーツコーナーが大好きである。それが終わって何気なくチャンネルを廻すと、佐渡裕さんが指揮するクラシック曲が流れていた。しばらく聴いているうちにどこかで聞いた覚えのあるメロディーだと思ったら、夕方になると岡山県庁から流れてくる曲だった。確か「家路」かな。途中でこの曲は、ドヴォルザークの交響曲第９番「新世界より」であることがテロップで分かった。そして終了する頃になって番組は「題名のない音楽会」であることに気が付いた。「題名のない音楽会」は、黛敏郎さんの司会する姿だけが知らぬ間に脳裏の片隅に残っている。クラシック音楽に興味を抱くようになると、今まで見えなかったものが見えてきた気がして、この歳にして新しい世界の獲得にほくそ笑んでいる。

  2009.05.10

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  跡地利用

  年に２回のガラス外装清掃を請負う倉敷駅西に位置する５階建てビル屋上からは閉園したチボリ公園が見える。前回の作業のときにはまだ動いている活気が伝わってきていたけれど、今はクレーンが伸びて剥き出しのコンクリート壁が見え廃墟の虚しさだけが漂っている。萌え出る新緑は珠玉の瓦礫に在るが如しで、せめて市民の憩の場として緑道公園だけでも温存して欲しいものである。東区西大寺の地元でも、開催中の緑化フェアのメイン会場跡地はどうなるのかが専らの関心事となっている。見渡せば市内の至るところに跡地利用問題が山積みになっている。政令都市の首長を選ぶ秋の市長選では「市民からの改革」を掲げる若きリーダーを推したい。ファジアーノ観戦へ向かう道中で出会った翌日には、連休の緑化フェア会場でも出くわした井○候補に期待を寄せている。

  2009.05.09

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  紫陽花

  数日前に岡山市内随一の紫陽花の名所、吉備津神社に行くと、盛りを過ぎたツツジばかりであじさいはまだ咲いていなかった。花屋さんや会社の鉢では咲き誇っているものだから、すっかり時期を取り違えたようである。想定外であったが、紫陽花を鑑賞する百間廊下に並べられた色とりどりの鉢植えの牡丹がとてもきれいだった。ところが、写真の花は『新七福神』と名付けられていて、その名前の由来に首をひねってしまった。立てば芍薬、座れば牡丹と言われるくらいだから、もう少し美人を連想する名前をつけて欲しいものだ。

  2009.05.03

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  トランプマジック

  昨夜、建設関係団体の総会終了後に、なじみのショットバーに寄ってみると、マジックショーが繰り広げられていた。旧知のバーテンダーＮ本さんがシェーカーを振るこのお店の名は、『グレッグガゼリアン』。桜の季節までは閑散としていたが、このところ急に客足が伸びているという嬉しい知らせである。西川沿いにあるビル２階の総ガラス張りバーカウンターには夜景が美しく映えているが、先頃数年ぶりに弊社でガラスクリーニングを実施したばかりである。やはり掃除をすれば場の空気が変わり、良いサイクルが回り始めるのであろう。満席に近いカウンターの端っこに最後の席を確保し、いつものカンパリソーダを注文してトランプマジックに興じる。種を見破ろうと目を凝らすが、酔っているせいか全く分からない。もっとも酔っていなくても目を白黒させるであろうが・・・最後にひとつだけ種明かしをしてくれたマジシャンが差し出した名刺には、『神衣はじめ』と書かれている。神衣をカムイと読むのはあとで分かった。そして、トランプ業界で世界のトップメーカーの『バイスクル』社には、種有りのカードが揃っていることも判明した。

  2009.04.26

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