「風に立つライオン」「永遠の0」
風に立つライオン”僕は 風に向かって立つライオンでありたい・・”さださんのお父さんの関係者だったような気がするのですが、ケニアで、青年海外協力隊として活動された医師の方をモデルに書かれたものだとされており、一部の方々の中では名曲と言われている「風に立つライオン」。「風に立つライオン」(you tubeより)さだまさしさんのこの曲の影響を受け医師になられた方々も多いと聞きます。更に、それをモチーフに書き下ろした長篇が「風に立つライオン」と言う物語。大沢たかおさんも、この歌に強い影響を受けた人物の一人で、さださんに、ずっと小説化をお願いしておりもし映画化されたら、ご自身が医師役を演じたいと、強く願っていたそうです。その強い熱意が伝わったのか(?)映画化も決定したとの事。我が家にも、ずっと昔からたくさんあった、さだまさしさんのCD。さださんの歌詞って、確かに、すごく独特と言うか不思議な魅力があるように感じます。私の場合、曲の好みはメロディーで決まる事が多いので歌詞に、気を留める事は殆どないのですが、さださんの曲に関しては勝手に、耳に入り込んで来て聴き入ってしまうものが多くすごいなって感じます。「風に立つライオン」以外の曲でも、例えば・・・あなたは相変らず手紙にまで笑顔同封とか・人と人との距離が心に垣根を静かに刻みはじめるとか・・・悲しみはいつか紫陽花の様におだやかに色を変えてゆくはず・何故かこの世に生まれた事だけで不思議なドラマだから・思い出欲しくてそっと、心でシャッター押した・僕はもうコップ一杯の水と引換えに”嘘”なんて言葉を飲み込める様になった・涙ぐんですてきな水色に君は笑った等々。それと、言葉がキレイ。・木蓮の香り降る夕暮れだとか・梅雨のあとさきのトパーズ色の風はとか・空と海の青と思い出とが一列に並ぶ・青丹よし平城山の空に満月みたいな。やはり、すごい方です。映画も、楽しみです。永遠の0悲しそうなものは、苦手でいつもは読まないのだけれど本屋さんに入り最初に目に入ったのが、この本で、店員さんが書かれた紹介文の「日本人なら、読んでおくべき・・」と言う文字が、何故か気になり手に取ってしまったのだ。日常生活が、一変してしまう。しかも、それを、個人の力ではどうする事も出来ない事の恐怖。あの時代に生まれてしまった事で大きな流れに巻き込まれ戦地に向かわれた多くの10代、20代の方々の思いや戦争の中を生き抜くと言う事は、どんな事なのか・・勿論、1冊の本を、読んだだけでは自分なりに想像するしかない訳だけど膨大な資料を基に書かれた小説のようなので、数十年前に、実際に、このような戦いが行われていたのだと言う事に愕然としてしまうのと同時に戦争の悲惨さや残酷さ、愚かさのようなものは恐ろしい位に感じ取る事が出来る。あの時代を生き、自国を護るために戦い今に繋げて下さった方々。”まだ、まだ、たくさん、やってみたい事があったでしょう・・”と、本当に辛くなる。最後は、本当に悲しくて重くて苦しい気分。でも、それだけでは終わらない。本当に、色々な事が頭の中を駆け巡り深く考えさせられる物語だと思う。こちらの映画の場合は、やはり観られそうにないです。高い所が、大好きなみーちゃん。キズがついてしまうと困るものについてはソックス着用が義務付けられているのでした。にほんブログ村