2008/05/10(土)06:14
訃報
「どうか新しい土地でも周りの方たちになじんで、幸せに暮らしてください。ニャーが我が家に戻りましたら、お知らせいたします。」何度も何度も読み返します。
家出したニャーがお世話になっていたBさんからの手紙。
お人柄の偲ばれる、力強くも優しい、丁寧な毛筆の手紙です。
引越しの前日挨拶に伺ったのですがお留守だったので書置きをしておいたところ、3日後に新居に返事が届きました。
猫シックにかかっていた私はおおいに慰められ、ゴールデンウィーク中に伺うつもりでした。そしてその後、会ったことのないBさんのお嬢さんからはがきが。
なんと私が手紙を受け取った3日後、Bさんは肺炎で急死されたとのこと。Bさんの机の上にあった私のメモを見つけて、お嬢さんが連絡して下さったのです。驚きと悲しみで、涙が止まりませんでした。
Bさんも手紙に書かれていたように、猫が取り持った不思議な縁。
お二人の親切に救われたのはニャーだけでなく私も同じこと。
ご夫妻とに出会えて、本当によかった。最後の手紙は、私の大切な宝物になりました。