2019/06/23(日)12:37
ちーこ、腕の中で
きのうの夜、10時ころ
ちーこ、旅立ちました。
扁平上皮癌と診断されてから2か月半、本当によく頑張ってくれました。
顔の左側に続いて、右側も鼻、目と侵されていって
でも、なくなる前々日まで、きっと、口の中の痛くない部分をうまく使って、鶏肉を食べていました。
私が台所に立っていると、元気なころと同じく、いつも近くで香箱していて
冷蔵庫をあければ、寄ってきました。
おいしいものをねだっていたわけでなく
そばにいたかったんですね、きっと。
2週間に一回の抗生剤と点滴の注射。
最後の一週間は、毎朝鎮痛剤も飲んでいました。
私にできたことは
とにかく顔の膿や血をふき取ってきれいに保つこと
そして、話しかけながら、ブラシをかけたり、マッサージしたり
いつまでも食欲がなくならぬように、食べてくれそうなものを探すこと
水しか口にしなくなった、22日の朝。
いつもたくさんの膿が噴き出ている顔に、そのときは血が何筋も流れていて、痛そうでふき取ることができませんでした。
もうだめだ、9時になったら獣医さんに電話して、今日、ちーことお別れしよう。
そう決意したのですが、
ちーこはふらふらと私の部屋へ入っていきました。
ちーこは私の部屋にいたいんだ。。。。
別の猫の診察があったので、病院へいって、事情を話しました。
今日安楽死させようと思ったのですが、やっぱり自然に任せることにします。
先生は、
「ちーこちゃんはそのお部屋にいたいのでしょう。血がでるのは、もう皮膚が伸び切っているからです。ぬるま湯を薄いガーゼに浸して、パックするみたいにふやかして、取ってあげて下さい。もう十分、飼い主さんの気持ちは伝わっていますよ。」
夜
ちーこは私の部屋の片隅で眠っていて
私が背中をさわると、もう見えない目で、振り返りました。
抱き上げて、いっしょに布団にはいりました。
先月までは毎日いっしょに眠って、夜中に何度となく起きて、顔の膿をふき取りました。
でも最近は、いつのまにか布団から出ていくことが増えたので、ちーこのいいようにさせていました。
布団に入って、しばらくすーぴーと寝息をたてていましたが
30分くらいして、ちょっと苦しそうな顔をして
あ、ちーこ
と思った次の瞬間、呼吸が止まりました