最近仕事の話が多いように思います（笑）
振り返ると、素敵なお年寄りが多いな～と思う今日この頃なんですよね。

そんなこんなで、素敵なおじい様のお話。

老人ホームでは、排便コントロールというのは重要な仕事の一つです。以前務めていた施設なんかでは３日以上の便秘を放置しておくと虐待として訴えられるから、ということで、なんとか排便してもらう、ということが重要任務でした。

そりゃもう、牛乳やらヨーグルト、運動、マッサージなどなど、色んな方法を試して、最終的にはお薬使って排便してもらいます。

そんな中で、１人、丸山さん（仮名　７０代　男性）というおじい様がおりました。この方、若いながらも、なかなか激しい認知症でした。歩く、喋れるという事は出来ますが、日常の生活は介助がなければ困難な方。もちろんトイレは１人では行けません。

その丸山さんが、ある日、廊下でお尻を押えてモジモジしだしました。

トイレに行きたいんだな。


「丸山さん、トイレ行きましょうか♪」

トイレに連れて行くと、

「お腹が痛い気がします」

便が出るんだな。

「丸山さん、ここのトイレね、便座が暖かいから、一回座ってみましょうか♪」

丸山さん、便座に座る。

「うううううん」

なかなか出ないようです。

「丸山さん、ちょっとお腹マッサージさせてもらいますね♪まずはオヘソの上を押させてもらいますね～」

おへそを一定のリズムで押す。

ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ。

「ああ～何か出そうな気がします。」

ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ。

「はあ、はあ、はあ。」

ぎゅ、ぎゅ、ぎゅ。

「ひーひーひー。ふーふうーふうーーー」

？？？

「ひーひーーひー、ふーふーふー」

ら、ラマーズ法ですか？（汗）


「ひーひーひー！ふーふーふー！！」

「丸山さん、がんばってー！」

「ひーひーひーーーふーふーふー！」

みけマンマの手を握り、ひーひーフーフ－言う丸山さん。


「あああーー！！産まれましたーー！！」

叫ぶ丸山さん。

「良かったですねーー！！丸山さん！！」
「男の子ですか！！女の子ですか！！！」

えええーーーー？！（滝汗）

「男ですか！女ですか！！！」

「おおお、女の子です！！！（汗）」

「女かーーーーーーー！！！！！！！！！」


倒れこむ丸山さん。

「四人目です。」
「そ、そ、そうですか（汗）女の子は何人いても可愛いですから♪」
「女の子かあ～～～～～」

とりあえず拭き拭き。

丸山さん、すっかり出産気分。
よほど嬉しかったのか良く分かりませんが、行き交う人、行き交う人に

「女の子でした♪四人目なんです♪」

と嬉しそうに語る丸山さん（笑）

次は男の子にしましょうね♪

妖怪はもうひとつのあなたの姿。あなたの妖怪を占おう。

占い、やってみました。結構当たってます。皆さんもお一つどうぞ（笑）