999181 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

サイド自由欄

カレンダー

コメント新着

バックナンバー

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2012.02.04
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
―しばらく後―

ナルガクルガA 「ここら一体の食料はほぼ食い尽くしたわね!!!」
ナルガクルガB 「ロイヤルハニーはカケラもないわ……」
ナルガクルガC 「ちょっとやりすぎたかしら……」
イャンガルルガ 「てめぇらどんだけ食えば気が済むんだ! この辺の蜂の巣は全部なくなっちまったじゃねーか!!」
        「加減を知れ加減を」
ティガレックス兄 「Zzzzz………………」
ティガレックス弟 「Zzzzz………………」
イャンガルルガ 「寝てるしね…………」
ブラキディオス [ ……久方ぶりの食事であった。感謝する ]
ゴゴモア [ こちらこそ……ココを守ってくれて、礼を言う。ありがとう ]
ブラキディオス [ お主も古龍の言葉が話せるのか ]
ゴゴモア [ 昔ラヴィエンテ様に育てられていたことがある ]
ブラキディオス [ ラヴィエンテ様だと……? ]
        [ あのお方は、まだ生きていらっしゃるのか…… ]

ゴゴモア [ どういうことだ? ]
ブラキディオス [ ………… ]
ルコディオラ [ ラヴィエンテ様と知り合いなのか? ]
ブラキディオス [ 小さき古龍か……お主の戦い、地中深くで聞かせてもらった ]
        [ 才能はある。が、荒削りすぎる ]
        [ そのような戦い方では、いずれ命を落とすぞ ]
ルコディオラ [(カチン)…………それはどうも。余計なお世話だ]
ブラキディオス [ ………… ]
少女 [ ルコディオラさん、話を聞いててくれた? だから私、ラヴィエンテ様に会いたいの ]
ルコディオラ [ ああ、聞いていた。君も難儀な人生を送ってるな ]
       [ ラヴィエンテ様に会うことは、誰でも出来る。だけど、一つだけ念頭においておいて欲しいことがある ]
       [ 実は俺は、ラヴィエンテ様のお姿を見たことがない ]
少女 [ え…………それって、どういう………… ]

ルコディオラ [ 言葉のままの意味だ。ラヴィエンテ様のお体がどこにあるかは分からない。が、「対話」をすることは出来る ]
ゴゴモア [ 俺も、ラヴィエンテ様の声を聞いて育てられた ]
ブラキディオス [ お体をなくされたのか? ]
ルコディオラ [ そこまでは分からない……でも、少なくとも俺は遭ったことはない ]
少女 [ お話だけでもいいの。聞かせて欲しい ]
ルコディオラ [ ここから更に進んだところに、孤島という島がある ]
       [ その更に奥に、絶島という島が存在する ]
       [ 孤島でも対話は可能だが、絶島……ラヴィエンテ様のパラダイスに入ることが出来れば、古龍の力があれば対話は容易だ ]
少女 [ 絶島……そこに行けば、この体の謎が解けるんだ…… ]
ルコディオラ [ ……………… ]

ナルガクルガA 「ちょっとーぅ! なーにアタシ達が分からないことばでペチャクチャしゃべってるのよーぅ!!」
ナルガクルガB 「混ぜなさいよぅー!!」
ナルガクルガC 「仲間外れは一番精神に来るのよぅ!!」
少女 「ご、ごめんなさい。少し話し込んじゃって」
   「ゴゴモアさん、これからどうしよう」
ゴゴモア 「……俺、ココも、ラヴィエンテ様の島、行く」
ココモア 「(コクリ)……」
ゴゴモア 「空、飛べるモンスター。俺たちを、乗せてくれ」
ナルガクルガA 「やーぁよう! 猿の臭いがうつるじゃないのぅ!!」
ナルガクルガB 「ごめんよぅ!」
ナルガクルガC 「猿はパスよぅ!!」
少女 「じゃあティガレックスさんたちに運んでもらおう」
ゴゴモア 「承知した」
イャンガルルガ (……あいつら実は滑空してるだけなのに、乗せられンのか?)

ブラキディオス 「…………」
少女 [ ここを離れて、ラヴィエンテさんのところに行くの ]
   [ 一緒に、来てくれる? ]
ブラキディオス [ 無論 ]
少女 「ナルガクルガさん達。ブラキディオスさんを運んでくれない?」
ナルガクルガA 「えぇー!? アタシ達が!?」
ナルガクルガB 「やぁよぅ!!」
ナルガクルガC 「でもあいつには助けてもらった恩があるわ……」
ナルガクルガA 「ぬぅ、仕方ないわね!!」
ナルガクルガ達 「「「ゆっくり乗っていってね!!」」」
イャンガルルガ (イラッ)
ルコディオラ [ あの白い龍が戻ってくる前にここを離れよう ]
少女 「うん、分かった。みんな、絶島に行くよ!!!」


―シュレイド地方、海岸、朝―

迅雷 「ハァ……ハァ……(ドドド)」
小鉄 「迅雷、もっと急ぐニャ!」
迅雷 「もうじき海岸に出るよ!」
小鉄 「あいつらに見つかる前に、ニャン丸の船でここを脱出するニャ!!」
   「迅雷くらいなら乗せられるニャ!!」
   (旦那さん……旦那さんを、この戦いに巻き込むわけにはいかないニャ……)
   (アマツマガツチの狙いは、オイラ達だニャ! 少しでも旦那さんから遠ざかるニャ!!)
迅雷 「船が見えたよ!!」


―シュレイド地方、海岸、少し離れた場所―

ナナ・テスカトリ 「……いいのですか? このまま行かせてしまって……」
テオ・テスカトル 「………………」
ラージャン 「ケケッ……俺ともう一度戦う約束をしてある……」
      「あの猫はどうか分からんが、あのガキは見所がある……」
      「約束を破ったりはしない筈だ」
ナナ・テスカトリ 「あなたには今回、よく働いてもらいました。これで、あの二匹はどんな困難がきても、立ち向かうことができるでしょう」
テオ・テスカトル 「……船出だ」
ナナ・テスカトリ 「…………」
ラージャン 「………………(ニィ)」

目次に戻る





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.02.04 13:38:47
コメント(5) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.