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イャンクック 「旧沼地で人間を拾ったんだが」 ― SS速報VIP連載 モンハン創作小説

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小鉄 「そ、そいつが何の用だニャ!?」

何……「力」は欲しくないか……?
弱い弱いお前は、力が欲しくはないのか……?

小鉄 「力……?」

お前も私の宿主となれ、猫よ……。
負の力を吸収すればするほど、強まる力をお前に与えよう。
だから猫よ……私の宿となれ……。

小鉄 「お前が何なのかさっぱり分からんニャ! つまりお化けなのかニャ!?」
   「お化けなんかと取引するつもりはないニャ!!!」

いいのか……?
力がないばかりに見過ごしてきたたくさんのこと……。
力がないばかりに飲んできた、大量の涙……。
お前はそれでいいのか……?

小鉄 「う、うるさい! うるさいニャ!!!!」
   「オイラは……」
   「オイラ……は………………」
   「………………」
   「強く……………………なりたいニャ……ッ!!!!!」

ククク………………
いいだろう、お前に……
我が力を……

「駄目よ!!!!」

小鉄 「!!!!」
   「何だニャ!? 女の子の声……?」

「この力と契約しちゃ駄目!!」
「この力は負の思念体、私達が手を出してはいけないものなの!!」
「目を覚まして! あなたはこの子の、お兄さんなんでしょう!!!」

小鉄 「!!!!」
   (あれは……迅雷……!!)
   (迅雷が、倒れてるニャ…………)
   「迅雷! しっかりするニャ!!!」
迅雷 「………………」
小鉄 (黒い光が収まってる…………)

邪魔をするな……巫女の娘よ……

「あなた達の先を照らすのは希望の光よ!!」
「決して負の光であってはならない!!!」

邪魔を……するなアアアア!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!

小鉄 「じ……地震…………!!」
   「土が……競り上がって……」

ティガレックス亜種 「ケケ………………ケケケケケ…………!!!」
小鉄 「お前は……!!!」
ティガレックス亜種 「ジンオウガは死んだ! てめぇの目の前でな!!」
          「てめぇは何もできない! あの時も、これからも!!!」
          「猫でありつづけるかぎり、お前は無力なんだよォ!!!!」
小鉄 「オイラ……オイラは………………」

「惑わされちゃ駄目!!」
「未来を切り開くのは、光の力じゃなくちゃいけない!!!」

小鉄 「………………それでも、それでもオイラは………………」
迅雷 「ア……アニキ…………」
小鉄 「迅雷! 目が覚めたかニャ!!!!」
迅雷 「アニキ…………」
   「ッ……俺、弱いアニキでいいよ…………」
小鉄 「!!!」
迅雷 「俺たち、二人合わせて一人前だろ……?」
   「一緒に行こうよ……」
   「先に行こう……」
   「後ろなんて向くなよ……」
   「だから、アニキ」
   「俺の……アニキでいてよ…………!!!」

小鉄 「うおおおおおお!!!!!!」
 >ザンッ!!!!!
ティガレックス亜種 「ガア!!! 俺の目に…………!!!」
小鉄 「ぬぅーはははははは!!! 一度ならず二度三度までも同じ手を食うとは、進化のない奴だニャ!!」
   「ビッグブーメランでも目ん玉に刺さっとけだニャ!!!!」
ティガレックス亜種 「おのれええええええ!!!!」
小鉄 「女の子の声! 迅雷……!!!」
迅雷 「アニキ!!」
小鉄 「ありがとうだニャ……!!!」
   「不気味な幻見せてくれてる礼だニャ!!!」
   「特大きのこ爆弾でもくらうニャアアアアア!!!!!!」
 >ドォォォォォォンッ!!!!!!

!!!!!!!!!
グ…………
グオオオオオアアアアアアア!!!!!!!!!

迅雷 「アニキ、背中に乗って!!!」
小鉄 「おう!!!(バッ!)」
   「女の子の声! お前も一緒に……」

「私は一緒に行く訳にはいかないの……」
「お兄ちゃんに伝えて……」
「私は向こう側に行くから……」
「だから、また会えるその日を楽しみに、今を生きてって……」

迅雷 「アニキ! 溶岩が迫ってきた!! 行くよ!!!」
小鉄 「お兄ちゃんって……お前、まさか………………」

「………………」

小鉄 「アビオルグの………………」


―同時刻、高地近くの海―

グレンゼブル 「……(ゴポゴポ)」
       (息ができねぇ……体も動かねえ……)
       (俺はここで死ぬのか……)
       (潮の流れが強すぎる……逆らえねえ……)
       (兄弟達……エルペ達……)
       (俺は……)
       「…………(ゴポゴポ……)」


―××―

グレンゼブル 「ッ……ハァ!」
       「ゼェ……ゼェ……」
       「ゲフッ……」
       「な……何だァ……この島……」
       「俺は……打ち上げられたのか……?」
       (その割には体がうまく動かねぇような……)
       (まるで水の中にいるみてぇな感覚だ……)

グレンゼブル (異様なほど生き物の気配がねぇ島だな……)
 >シーン…………
グレンゼブル 「!!」
       「んなッ!? 何だァこれ……」
       「木か……?」
       「でっけぇー……木が、横倒しになってやがる」
       「ずっと先に続いてるぞ……」
 >ピタピタ
グレンゼブル 「ツルツルしてるな……何の木だこりゃあ」
 >ゴゥゥ……ゴゥゥゥ……

グレンゼブル 「!」
       「違う! こ……これ、動物だ、生きてるぞ!」
       (だけど、こんなでっけぇモンスターがいるのか?)
       (俺も大概でけぇが……これはその比較にならねぇ!)
       (へ……蛇か……?)
       (頭はどこだ……?)
       (もしかして……さっきから空が暗いのは……)

 >ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
グレンゼブル 「うぉあ!!?」
       (び……びっくりして思わず声が出ちまった!)
       (山くらいもあるぞ! でっけぇ……大蛇が!)
       (首もたげて、俺のことを覗きこんでやがる!!!!)
       「お……おうおうおうおう!!!」
       「な、何モンだてめェ!!!!」
×××××× 「…………」
グレンゼブル 「今まで生きてきて幾星霜! いろんな怪奇に遭ったことはあるが……」
       「てめーみてぇな規格外の野郎に出会ったのは初めてだぜ!!!」

×××××× 「ン……ヌゥ……?」
 >ゴゴゴゴゴゴゴゴ
グレンゼブル (こ、こっちを見た!)
       (なんて迫力だ……)
×××××× 「オマエハ……」
       「名ハ、何ト言ウ?」
グレンゼブル 「おうおう! 名前を尋ねるときはまずは自分からだろーが!!」
       「最近のデケェ奴は礼儀も知らねぇのか!!」
×××××× 「……ククッ……」
       「面白イ餓鬼ヨノゥ……」
       「長生キハシテミルモンジャ。時折コウイウ阿呆ニ出会エル」

グレンゼブル 「阿呆だとぅ!?」
       「まず名乗れ! 話はそれからだ!」
×××××× 「フム……」
       「ワシノ名ハ……『ラヴィエンテ』」
       「ココ、『絶島』ノ支配者ヨ……」
グレンゼブル 「『絶島』……? 少女たちが行きたいとか言ってたところと同じ名前だな……」
ラヴィエンテ 「ホウ……」
       「オ前ヨリ懐カシイニオイガスル。ソレヨリ……」
       「名乗ラセテオイテ、名乗リ返サヌトハイカニ?」
グレンゼブル 「こりゃしまった! 俺としたことが……」
       「おうおう!! 耳ィかっぽじってよーく聞きやがれ!」

グレンゼブル 「高地を守る喧嘩番長! 雷喰らって痺れてKO! だけどそれでも諦めない! グレンゼブル様とは、俺様のことよ!」
ラヴィエンテ 「『グレンゼブル』、カ……」
       「覚エテオコウ」
グレンゼブル 「もしかしててめぇ、少女たちが言ってた偉い古龍とやらか?」
ラヴィエンテ 「…………」
グレンゼブル 「ならすぐ行ってやってくれ! 少女とやらがでっかくなっちまって大変なんだ!」
ラヴィエンテ 「…………」
グレンゼブル 「なぁおい!」
ラヴィエンテ 「仔細ナイ。先程、場ハ収マッタ」
       「何モカモ、無事ノハズダ」
グレンゼブル (ほっ)

グレンゼブル 「そ、そうか……なら良かった」
ラヴィエンテ 「オ前……『ルコディオラ』トハ会ウタカ?」
グレンゼブル 「あァ、あのカタい兄ちゃんか。会ったよ」
       「他の奴ら共々元気そうだ」
ラヴィエンテ 「ソウカ……」
       「ワシハ、ココカラ動クコトカナワン」
       「オ前ニ、ワシノ代ワリヲ頼ミタイ」
グレンゼブル 「てめぇの代わりィ? 今ここで会ったばっかの俺にか?」
       「いいぜ! てめぇからは何か他人みてぇな雰囲気がしねぇ。気に入った!」
ラヴィエンテ 「ククッ……」
       「面白イ餓鬼ヨ……」

ラヴィエンテ 「『グラン・ミラオス』ガ覚醒シタ……」
グレンゼブル 「あァ? ブサイ・ブサオス?」
       「どんだけブサいんだよそりゃあ」
ラヴィエンテ 「?」
       「古龍ノ力ヲ悪用セントスル者モイル……」
       「『若キ力』ガソノ道ニ進ム可能性モ排除セネバナラヌ」
       「オ前ガ言ウ『少女』トヤラガ、オソラク『グラン』ノ名ヲ継グ者……」
       「厄介ナノハ、『グラン』ハコノ時代ニ復活スベキ『力』デハナイトイウコトダ」
       「分カルカ?」
グレンゼブル 「分からねぇ! 俺は難しい話は嫌いだ!!」
ラヴィエンテ 「クク……気持チ良イクライノ阿呆ダナ……」

ラヴィエンテ 「砕イテ言ウト、少女ヲ封印セネバナラヌ」
       「ソシテ、同時期ニ古龍ナラザル者ガ複数誕生シテイル」
       「ソレラモヤハリ、封印セネバナラヌ」
       「同ジヨウニ、悪シキ古龍ガ暗躍シテイル」
       「ソレモマタ、封印ノ必要ガアル」
グレンゼブル 「何だァ……えらい封印しなきゃならんのが多いな」
ラヴィエンテ 「オ前ニハ、ソノ封印ノ力ヲ授ケル……」
       「豪気ナ男ヨ、オ前ノ目デ見テ、耳デ聞イテ、肌デ感ジ、危険ダト思ッタ者ヲ封印セヨ」

グレンゼブル 「俺にィ? 何かめんどくせぇな……」
ラヴィエンテ 「ヤルト言ッタデハナイカ……」
グレンゼブル 「がっかりすんな、心配するな。やるよ」
       「で、どうやりゃいいんだ?」
ラヴィエンテ 「簡単ダ。オ前ガ殺セバイイ」
グレンゼブル 「……!!!」
ラヴィエンテ 「魂ヲ食ラエ。ソウスレバ、古龍トイエドモヒトタマリモナイ」
グレンゼブル 「それって……俺に、同じモンスターを殺せっていうことかよ?」
ラヴィエンテ 「ソウダ」
       「何モ無差別ニヤレト言ッテイルワケデハナイ」
       「危険カラ、世界ヲ守ルト思エバイイ」

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最終更新日  2013.01.02 21:29:03
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Re:ジンオウガ 「ほう……未来を見通せるお守りか……」 第10話 その5(01/02)   名無し さん
久し振りに1話から見させてもらいました。
続きがないか調べてたらブログ外で書いてたのを見つけました。
ブログの方はもうやらないのでしょうか? (2019.03.02 23:12:23)

Re[1]:ジンオウガ 「ほう……未来を見通せるお守りか……」 第10話 その5(01/02)   名無し さん
名無しさんへ
コメント書くところ間違えました。 (2019.03.02 23:15:01)


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