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mik.hamaのいい加減にします

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2017.07.28
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ライカM1が発売されたのは1959年。
価格を下げる為に、M2から距離計を外しフレームを35mmと50mmに簡略されて、
スチューデント・モデルなどと言われたけど、手触りは50年代のライカそのものである。

相当数がM2へコンバートされたようだけど、9431台の内、何台がオリジナルのままであろうか。
35mmレンズ専用で使っているけど、距離計が無くて不便かというと、そんな事もなく、
むしろ距離計が狂う心配もなく、フレーム切り替えにまつわるトラブルも無くて良い。

元より露出計もないので、シャッター速度優先で、こんなものだろうと絞りを操作、
目測でピントを決定して、ファインダーを覗くというのが基本だろう。

更には、絞り優先で絞り込んでピントも3~5m辺りに固定して、
シャッター速度の確認だけにすると、速くてシンプルなスポーツ・ライカになる。

よく、ライカ礼賛者はピントの山は一点であり、
レンジファインダーは広角になるほど、ピント合わせには有利だと自慢しているけど、
慣れれば、場合によっては50mmでも目測だけで写真を撮って特に後悔することはない。
例えば、ホロゴン・ウルトラワイドは、15mmf8のレンズが付いている固定焦点のカメラだけど、
ライカ使いに、これで撮った写真を見せても何も言わない。

手元のライカM1には、M3用のMズマロン35mmf3,5が殆ど付けっぱなしだ。
メガネ無しのタイプなので、M3+外付けファインダーの使用が前提で、
M6なんかでは35mmのフレームにならないけど、M1なら何の問題もなく使える。

F3.5のズマロンは地味だけど実はよく写るレンズで、
F2.8と比べてもそんなに明るさに差があるわけでもなく、
特に暗い場所で撮るのでなければ文句のない性能だ。

F3.5ズマロンは、特にLマウントなんか昔は人気が無くて、
2万円もあれば綺麗なのが買えたので、最初に買ったライカ純正の広角レンズがこれだった。
そのLマウントは、回転ヘリコイドと相まって何というか絞り操作が使いにくいので、
M3用ならMマウントでも安いと言う事で探し出したのがこのレンズだ。


ライツ純正の50年代の組み合わせは、その操作感も手触りも一級でうっとりする位だけど、
裏を返せば今時のカメラと違い大きさの割に比重が段違い。
旅先で、荷物が増えて疲れてくると、写真を撮るのも億劫になる事がある。

時々、幾らかは軽くするためにジュピター35mmf2.8を付けてみたり、
更にはライカ純正だけだと、いかにもな雰囲気が嫌になって、
旧いキャノンやニコンの真鍮鏡胴でという比重の高い35mmレンズを付けて遊んでいる。


Mズマロン35mmf3.5の作例1(作例は全て銀塩写真)
時々見掛ける、草チャリンコ。どうしてこうなってしまうのか。


Mズマロン35mmf3.5の作例2
何かが色々ぶら下がった古い飾り格子の向こうの、セブンアップのステッカーが渋い。



Lズマロン35mmf3.5の作例 (当たり前だけど、写りはMマウントと差はない。)
大分昔に閉店した食堂のガラスの向こうには、色褪せたセブンアップのポップがそのまま。



時々寄る、上野アメ横の珍々軒でタンメンを食べて出た所で見掛けた光景。
どう見ても一番目立っていたカップルを、皆が見て見ないふりをするのが面白かった。





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最終更新日  2020.05.17 12:37:07
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