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2017.07.31
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カテゴリ:オーディオ
昔買い込んだレコードが捨てられず、ずっと持っていたのだけど、
デジタル時代でCDが登場すると、ただの場所塞ぎでしかなかった。

それが、自宅を建てて思いっきり音を出せる場所を作ってから、
CD系のデジタルとは別に、アナログ系を復活させたのである。

その時のプレーヤーが、旧いデンオン(デノンではない)のDP-790。
これは、実は、その昔にゴミ置き場に捨てられていたのを拾ってきたもの。

他のプレーヤーもあったけど、知人から頂いたソニーは電気を入れたけどダメで、
昔、メインで使っていた重い大理石ベースに、
ティアックのマグネフロートのターンテーブルと、
マイクロのトーンアームがコンビのプレーヤーも怪しくなっていたので、
まともに動くのが、これしかなかった。

1975年生まれのDP-790は良いプレーヤーで、
40年近くも前の製品なのに、今でも何の問題もなく使えるのは、
流石にプロユースを作っていたデンオン製というべきか、やっぱり大したものだ。
ただ、ペラペラのターンテーブルシートは交換して、
やたらと長いフォノケーブルは切り詰めて、お粗末なピンコネクタは交換した。

カートリッジは、25年近くも前に愛用していた、
テクニカやサエクのMCはハナから使う気にもならず、
MMで一番好きだった、シュア―のV15TypeⅢ/HEの針を交換したり、
新しいM97XEも追加してレコードを聴く事になった。

それから、80年代前半に作られたDP-55Mに少しランクアップしたけど、
造りは国産アナログ・オーディオ黄金期の、過当競争時代ともいうべき中級製品で、
がっしりとしたアームベースや、分厚いターンテーブルシートに加えて、
重いターンテーブルも、クイックのスタートとストップ効いて気持ちが良い。

ただ、唯一気に入らなかったのは、
フォノケーブルが、大嫌いというと問題ならば、
全く好みではない、モガミ製と思われるものが付いていて、
DP-790から変えた時の音にはガッカリである。

ついでにメインのカートリッジも、再びMCの音が欲しくなって、
ハイCPのオーディオ・テクニカのAT-F7へ交換。

システムとしては、ここから、キャロットワンのイコライザーアンプを経由して、
エアボウのTRV-35SE dynamite・管球プリメイン(トライオードのショップ別注品)に入り、
スピーカーは、タンノイのDC-3というペーパーコーンの初期型だ。
これは同社が得意な同軸2ウエイに、サブウーファーとスーパーツイーターを追加した構造の4ウエイ。

これにはサブのCDプレーヤー、ティアックVRDS-10SEも繋げてある。
どれも今では生産中止のデバイスばかりだけど十分に満足している。

高能率で音離れが良くて、シャープでドライなDレンジの広い音も好きだけど、
こういう低能率で、ワイドでフラットで艶のあるヨーロッパトーンも好きである。
ただ、どちらも音像の定位と、中域のボーカルやバイオリンがピシッとした音が良い。


稼働中のDP-55M。
スタビライザーはあるけど面倒なので使わないし、ダストカバーもない方が良いのだけど付けたまま。
昔みたいに音を突き詰めるような事はしたくないので、もうこれで十分なのである。



これが、DP55Mの弱点であるフォノケーブル。
ぺかぺカして突っ張った外皮で、指で弾くとカンカン鳴る感じがあり、
内部の絶縁体はポップコーンみたいにフカフカしている軽量ケーブル。
実は、ピンコネクタを交換した時に気が付いたのだけど、当時、流行ったモガミ製と思われる。
とにかく見た目ほどには音の良くないケーブルだ。
オーディオ帯域のケーブルで重要なのは、一番に静電容量の小ささではないのだ。
その昔、私も宣伝文句に釣られて、大枚をはたいて何種類か試したけど、結局、全部ゴミになった。



オヤイデのPA-2075に交換。これで、DP-55M本来の実力が出てきたと思う。

昔、MMで一番好きだったシュア―のV15TypeⅢ/HE。
TypeⅣも持っていたけど、フラットな感じのⅣよりも、中域に厚みのあるⅢの方が好きだった。
JICOの楕円針に交換。HEに近い超楕円もあるらしいけど、
旧いオリジナルのTypeⅢに近づけたかった。

古いMCも、サテンのような針交換が可能な特殊な奴は別にして、
針からダンパーまで再生しようと思えば出来るけど、
昔の中級器にそんな価値はない上に、とても一般的ではない。

シュア―V15TypeⅢは、生産中止から30年近く前のカートリッジだけど、
手軽に針交換をしてリフレッシュが出来るMMは、ずっと使えて息が長いのも特徴。
こんなものを、今でも供給してくれている、JICOには感謝感謝。





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最終更新日  2019.07.18 10:49:32
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