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カテゴリ:カメラ、レンズ、写真
手持ちのキャノンの35mmレンズで一番古いのが、このセレナー35mmf3,5。
1950年発売のテッサー型だけど、 翌年になりダブルガウスのf3,2が出たので地味なレンズである。 月に由来するセレナー銘は、直ぐにキャノン銘になってしまったのは少し残念だけど、 後の高性能レンズに…Lではなくて、セレナーと付ければ良いのにと思ったのは自分だけだろうか。 小ぶりな割に、比重の高い鏡胴なのは、この時代の決まり事だ。 ただ、このレンズが全般的に値段が安い原因は、どうも曇った個体が多いということか。 別に、ちゃんと写るレンズなんか幾らでもあるので、 逆に言えば曇っている奴は、世界で唯一の個性があるとも言える。 この個体にも曇りがあって、それなりの値段だったので連れて帰ったのである。 結構な描写で暫くそのまま使っていたのだけど、やがてちゃんとした写りを見たくて、 自分でバラシてクリーニングをしてしまったのだ。 結果は、ちゃんと写るようになったのだけど、曇っていた写りも捨てがたいのが残念だ。 何か「曇ったレンズ」だと、何だか消極的でマイナスのイメージなので、 積極さとプラスをイメージする為に「クラウディ・レンズ」なんてどうだろうか。 ベッサTに付けた、セレナー35mmf3.5 クラウディ・セレナー35mmf3.5の作例1(作例は全て銀塩写真) 行きつけのパン屋さんの店頭に、松本地方特有の七夕人形がぶら下がっている。 クラウディ・セレナー・35mmf3.5の作例2 最近取り壊しが始まった、古いデパートの配管ダクト。一体どうなっているんだか。 クラウディ・セレナー35mmf3.5の作例3 建物と建物の隙間が好きで、つい覗いてしまう。 右側の排気口は蕎麦屋のそれで、天ぷらの香ばしい匂いを吐き出している。 クリーンアップ・セレナー・35mmf3,5の作例1 古い手前の建物と中央の建物の対比が面白い。 こういうなんて事のない景色も忽然と消えてしまうので要注意。 クリーンアップ・セレナー・35mmf3,5の作例2 地方の飲み屋街の空の光景。 夜は薄明りと酔いで何となく綺麗に見えても、 日が昇れば古びた看板と蜘蛛の巣状態の電柱が現れる。 クリーンアップ・セレナー・35mmf3,5の作例3 クリーンアップ後にクラウディの作例2の場所を再び撮影。 当たり前だけど、写真は絶対に二度と同じ様なものも撮れないのだ。 大体、もうこの場所にあるものは取り壊しが始まってしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.05.17 12:44:19
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