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mik.hamaのいい加減にします

2017.08.03
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カテゴリ:オーディオ
オーディオ界で、真空管のアンプが単なるブームを越えて普通の存在になりつつある。
機械式時計の復活もそうだけど、非効率で趣味性の強いものが存在し続ける理由は、なぜなのだろうか。
そうは言っても、銀塩写真が復活する可能性はないだろうな。

半導体アンプに関しては、80年代のCD登場前までには、
大手による過当競争ともいうべき新製品ラッシュにより、
あらかた回路や素子に対する新しい試みは試されて、とっくに完成の域に達していたと思う。

やがてデジタルの台頭とともに、MP3に代表されるヘッドホン・オーディオの席巻で、
完成までに手間の掛る、半導体アンプの発展に大きく寄与していた大手は撤退していったのである。

台頭してきた管球アンプの裏には、単にノスタルジックや音がどうのこうのという事以前に、
回路はとっくの昔に完成の域に達し、裸特性が優れているので厄介なNFBも不要で、
シンプルな回路で動作する真空管は、小規模なメーカーでも手に負えると言う事が大きかったと思う。

真空管には、昔から根強いファンがいたけど、
私も半導体アンプを使いつつ、真空管を忘れなかった。

半導体のセパレートアンプを使いつつも、ラックスの管球アンプのキットを組んだり、
上杉佳郎さんが設計した、イコライザーに12AX7を2本と、
ラインアンプに12AU7を1本という、MT管3本だけの超シンプルでノンNFBの、
そのくせ、重さが13KgというCRイコライザーのプリアンプを自作していたのである。

最後は自作のヘビー級プリと、ダイナコのメインアンプ、ステレオ70とのコンビを一番長く愛用した。
実は、ヘビー級の2A3シングル・メインの計画もあったけど、
ダイナコで満足してしまい、部品を集めている内に面倒になり止めてしまった。

所で、今使っているTRVや、昔使ったラックスや、
自作の3球プリでも初段の電圧増幅は、ずっと双3極管の12AX7/ECC83であった。

昔から豊富で安価で、最初は松下や東芝のが、安くて性能が良いのでお気に入りだった。
中でも、当時から別格だったのがテレフンケンの高信頼管のECC803で、
値段も同じテレフンケン製のECC83の5倍近くはしていた筈である。

実は、これを上回る性能のジーメンスのE283CCというのがあって、
こっちは本当のプロ用で放送局や医療機器用でしか出回らなかったらしい。
これは803の更に4倍もしていたそうであるけど、
偽物があったり、ピンに関して互換は無いようなので注意が必要。

今でも家では、12AX7/ECC83は現用品だけど、ロシアや中国の現行品で十分である。
真空管によって、確かに音が変わるとはいっても、
別に1から10まで、全てがひっくり返ったように劇的に変わることはないのだ。

この辺りはレンズの描写の味に対する、マニア達の評価と似ていて面白いけど、
相当な時間が経過している上に、今では高価で希少で古い怪しげな奴よりも、
ショップと相談したりして、新しい現行品を試していった方が遥かに効率的である。


ダイヤマークのテレフンケンECC803と、
バルボ、東芝、シルバニア、フィリップスのECC83。テレフンケンと東芝以外は新品である。
他にも数字が4桁の互換球とか何かあると思うけど、新品でも家では基本的に旧い奴はお飾りである。

12AX7の他にも12AU7の高信頼管の5814Aの番号が見える。
中身はNOS入りだけど、真空管本体よりも箱の方が貴重かもしれない。






最終更新日  2019.03.04 15:54:21
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