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カテゴリ:時計
1960年代の、国産ウォッチがしのぎを削り、外貨を稼いで元気だった頃の時計が好きなのだ。
メッキではないトロッとした感じの金張りケースが基本で、 文字盤も針もオーソドックスでシンプル。全体的に眺めると華奢だけど品がある。 昔は中古価格も一部を除けばスイスに比べると安いのも魅力であった。 ’60年代の国産ウォッチといえば、 メカの精度向上や、自動巻き、アンチショック、カレンダー等々の新機軸をやりつくして、 最後に出てきたのが石の数の競争であったと思う。 なにか、後のクルマの数字競争にも繋がるものがあるけど、 機械式の時計では、手巻きで17石、自動巻きで25石もあればメカとしては高級品である。 より複雑なクロノグラフの傑作、レマニアの5100なんかたったの17石だ。 最終的には、オリエントのグランプリ100の100石で終わるのだけど、 人造とはいえルビーやサファイアの大半は、普段は見えないメカの装飾に使われた。 何とも奥ゆかしいと言えば聞こえは良いけど、他社との競争で、 なりふり構わず意地で宝石を埋め込んでいったやり方は、日本らしいといえば日本らしい。 流石は国産ウォッチ黄金期の余裕であるけど、 シースルーバックが普通の現在でも使えるアイデアだと思う。 例えば、ロレックスのベゼルやブレスレットに、 宝石をこれ見よがしに散りばめられたやつには、嫌悪と趣味の悪さしか感じないのだけど、 ケース裏側であれば普段は中を見る事が出来ないので良いのではないか。 オリエントのグランプリ・カレンダー・オートオリエント 上品なデザインで、グランプリの名前が付いたオリエントの最高級品。 30石だけど、まだ真面目に作られていて石の無駄遣いはしていない。 元々の手巻き部分に24石、独自の自動巻き機構に6石使われている。 これが最後には100石にまで発展していくことになる。 リコーのダイナミック・オート 45石だけど、その45の文字が誇らしげで威張っている所が何とも言えない。 2018-6 訂正 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.01.20 13:35:43
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