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カテゴリ:レンズ
チベット密教に関わるものに曼荼羅というのがある。
主尊を中心に諸仏諸尊の集会(しゅうえ)する楼閣というのがそれである。 ところで、自宅ではレンズやカメラで余り使わない奴は、 タンスや密閉式の衣装ケースに放り込んである。 その中から、お目当てのレンズを探したけど中々見つからない事も多い。 仕方なく整理ついでに適当に並べて写真を撮ってみたら、レンズの曼荼羅になった。 この時の曼荼羅の主尊は、 オランダ製のデ・オーデ・デルフトのレイクサー50mmf0.75。 分厚いアルミニウムのフレームに収まった巨大なレンズは、 名前からしてX-Ray=X線という事で、恐らく間接X線撮影用だろう。 絞りがなくて前玉はデカいけど、後玉は5円玉くらいしかない。 こちらはローデンシュトックのXRヘリゴン75mmf1,1。 XRは正にX線のX-rayの事だろう。間接X線撮影用のレンズと思われる。 トプコール50mmf2と並べた、 レイクサーと同じスペックのローデンシュトックのTVヘリゴン50mmf0.75。 バカバカしいほどにデカくて重いレンズで、f2と比べても同じ焦点距離とは思えない。 とにかく足の上に落とすとシャレにならないので注意が必要だ。 TVとあるけどブラウン管の事だろうか。 これも間接X線撮影用レンズと思われる。 たまに見かけるこういうレンズが、普通の写真で使い物にはならないのは、 撮影対象がX線の間接撮影に使われる蛍光板の蛍光体発光なので、 元から低コントラストな上に、解像度がミリあたり2本程度であり、 色収差の補正も単純なもので充分であるからだ。 こういう間接X線撮影用レンズにとって大事な性能とは、 明るさと空間周波数0~2.5本/mmという低周波域での解像度なのである。 この手の超大口径レンズは、見掛けると値段もそれほどではないので欲しくなるけど、 バックフォーカスはやたらと短く、像がフヤフヤで結局のところ主な使い道は観賞用でしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.26 15:27:00
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