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カテゴリ:オーディオ・音楽
個人的にクリスチャンではないから、
基本的にクリスマスは関係ないのだけど街の雰囲気とセールは好きである。 でも、もういい大人なので家では何もする事はなく普段と何も変わらない。 FMラジオでは、やたらとクリスマスソングばかりなのは辟易するけど、 手元にあるクリスマスに関る音楽というと、 スウェーデン・プロプリウスの「カンターテ・ドミノ」というアルバムがある。 「主に向かいて歌え」という意味らしいけど、 スウェーデンのプロプリウスにより録音されたのが1976年の1月と3月というから、 もう40年も前の録音である。 指揮者のトルステン・ニルソン氏は1982年、 オルガンのアルフ・リンダ―氏は1983年に亡くなっているのを見ても月日の経過を感じる。 機材は民生用のルヴォックス・A77というオープンリールに、 2本のパールTC4によるワンポイントマイク録音。 殆ど、アマチュア機材に毛が生えたようなものだけど、 当時、オーディオのデモにも散々使われた優秀録音で、 手元にも当時購入したアナログレコードがある。 スチューダーが民生用に作ったレボックスは、 同じスウェーデンのBISレーベルでも長らくメイン機材として使われているので、 やはりコストパフォーマンスも含めて良い機材なのだろう。 スチューダーはヴィリー・スチューダーによって、 1948年にスイスのチューリッヒに設立された。 民生用のレボックスが登場したのが1951年だ。 1964年にJ37という1インチのテープを使うマルチトラックのテープレコーダーを開発。 これを、ビートルズがサージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンドの録音に使用した。 レボックスは1966年に、当時西ドイツのレーフィンゲンに移動。 1967年には、スイスのレーゲンスドルフにも工場を作った。 パールのマイクロフォンは、ドイツのノイマンやショップスほどには知られていないけど、 スウェーデンのストックフォルムで1941年に、 ルーン・ローサンダーにより創業された老舗である。 正式名称は、Pearl Mikrofonlaboratorium ABという。 プロ用の録音機材として、旧型の管球式の8-CKとC-2は勿論、 トランジスター式のTC-4,DC-96,DC-63も、 今ではプレミア付きの値段で取引される程の名作らしい。 「カンターテ・ドミノ」は、その後CDで再販されて、 手元には1985年の西ドイツプレスと、 1993年にオリジナルのマスターテープと、 テープレコーダーもA77を使い、 UマチックとDCMプロセッシングによるリマスター版のスウェーデンプレスがある。 音は独特で、オフ気味の録音だけど音場感が抜群で、 ソロボーカリストの声のリアルさとか位置の定位が抜群で、 オルガンや合唱の厚みも良く出ている。 この中に、床がきしむような鍵盤やペダルのノイズが入っているトラックがあって、 アマチュアの生録音みたいなリアル感があって面白い。 今でもSACDや重量級アナログレコードまでが再販されている位だから大したものだ。 後ろにアナログレコード。左上が西ドイツプレス、その下がスウェーデンプレスのCD。 2017-12-25加筆訂正。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.01.10 11:08:52
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