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カテゴリ:クルマ
家にある一番小さいクルマはスバルのR1。
当時、母親が一番小さい4WDの軽自動車が欲しいという事で、 旧規格と同じ大きさというスバルのR1を購入した。 やがて、母親が免許を返納した事により、そのまま家の足グルマになっているのである。 アルファロメオのチェントロ・スティーレに在籍したデザイナーであった、 アンドレアス・ザパティナス氏を引き抜いて作られたデザインは、今でも全く色褪せないのは流石だ。 試しに鼻先の6連星を、 ザパティナス氏が在籍していたアルファロメオのエンブレムに変えると、 見事にミニ・アルファになる。とにかく国産車にはないバタ臭くて個性的なデザインが特徴の軽。 ザパティナス氏は、他にもインプレッサをデザインしたようだけど、 かつてはフィアット・バルケッタやアルファロメオ・147に関わったというのに、 余り成功した感じがしないのは、あれこれと制約が多すぎたのであろう、 上手くやれば、今はVWに在籍しているワルター・デ・シルバ氏のようになったかもしれないのに、 わずか4年で退社したのは残念な話であった。 当時のカタログを見ると、あのスバル360の愛称であるテントウムシが散見される。 どうやら、スバル360の再来をイメージして作られたクルマらしい。 ![]() スバルの魂ともいうべき、オリジナルのスバル360=テントウムシは傑作であったが、 R1は新時代のテントウムシという提案が成功したとは思えない。 既に時代は初代スズキ・ワゴンR以来、背の高いミニバンタイプが主流。 ミニマムなシティ―コミューターというパーソナル・クーぺの思想は正しかったけど、 使いもしないオプションがてんこ盛りで、 一人しか乗らないのに4シーターが必要な日本のユーザーには受けなかった。 しかし、問題は乗り心地の悪さも大きいと思う。実は商用の軽ワゴンよりも酷い乗り味。 一度でも試乗して、一度でも段差を乗り越えたら考えてしまうだろう。 ![]() 家にあるのは、ノンターボの4駆である。 限定車とかで50ホイールにポテンザを履いていたけど、 このクルマには全く合わないカッコだけの扁平タイヤ。 流行りと見てくれだけで全くバランスを欠いている。 足回りのサスストロークが無くて、直ぐにボトムエンドにぶつかるので、 ドシンバタンに加えて、時々ガツンとゴーカートみたいな乗り味だ。 このクルマで最初にやる事は、最悪の50タイヤを交換する事。 本当は70サイズにしたかったのだけど60サイズで我慢している。 トルク感の薄い4気筒エンジンと、 スバルご自慢のCVTという組み合わせもイマイチ。 結構重い車重なので、ちょっとでも上り坂になると、 エンジンの回転だけが上がり、ガーガーうるさいだけで前に出ていく感じがない。 以前、550cc時代のノンターボ・レックスに乗ってみて、 エンジンの下から付いてくるトルク感と回り方に、 流石はスバルだなと感激したことがある。 このレックスは、街中ならミニに付いて行けるほど活発なクルマであったけど、 ノンターボのR1には走りなど求めてはいけない。 このクルマが外観通りにヨーロッパの小型車みたいな乗り味で、 小さなランチア・イプシロンと称されるようなクルマであったら良かったのに。 手元には、R1のトミカがあるけど黄色いR1なんて見た事が無い。 このクルマには単純な原色は似合わないと思う。 独特のガンメタやローズメタリックといったボディーカラーは、クルマのイメージには合っている。 ![]() R1のアクセサリー・カタログを見ても特にこれはというものはない。 ドノーマル、そのままが良い。 とにかくデザインの良さと、 スバルで作られたオリジナルの軽自動車で、 家のは、加えて4WDということで少し威張れるR1だ。 何より、中が狭いとか実質的に2人乗りという事以上に、 軽トラと比べても荒っぽい乗り心地の出来の悪いシャーシーに、 トルク感のない4気筒エンジン+CVTという組合せは、 スペシャリティー・カーとしては致命的であった。 結局、スバルの思惑は外れて、 偉大な初代テントウムシの足元にも及ばないクルマになってしまった。 繰り返すが、デザインだけは数あるザパティナス・デザインの中でも指折りの傑作である。 未成熟な乗り味は市販前のコンセプトカーと思えば、まあ許せる。 ![]() 家のはガンメタに内装が赤というもの。 母親のリクエストが外装はグレーという事で、こうなった。 ![]() 最初のバッテリーは交換した記憶が無いので、 2年ほど前に自分で交換してみたけど作業性は悪い。 まず寒冷地対策で容量を上げて、近距離移動が多いので、 アイドルストップ対応のパナソニック・サークラに交換した。 ![]() 2020-12月 車検取得
最終更新日
2020.12.26 18:00:05
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