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mik.hamaのいい加減にします

2018.02.17
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カテゴリ:オーディオ
家では、主にアナログレコードを聴く時には、
エアボウの真空管アンプとタンノイのスピーカーを使う。

今では生産中止になってしまった、
エアボウのTRV-35SE dynamiteは、
トライオードのハイCP傑作アンプであるTRV-35SEを、
大阪の逸品館というオーディオショップが別注して作ったものである。

パーツを吟味して、何回もテストをして完成したアンプは、
ボリュームだけでも20を超えるという徹底したもので、
オリジナルよりも+5万円程というのはバーゲン価格だったと思う。

購入してから10年位経ったけど今でもお気に入りのアンプだ。
電源を入れてから1時間位しないと真価が出てこないけど、
アナログレコードを聴く時には無いと困る。

ふと最近になり真空管を交換してみようと思い立った。
別に今の音には何の不満も無いけど、
何となく気になっていた部分である。

昔、ダイナコのステレオ70を使っていた時も出力管の6CA7/EL34を、
GEとかジーメンスに変えたりしていたのを思い出した。
このアンプの初段は特製の違う球が2つ入った7199という奴だったけど、
TV用の特殊な球らしく今では入手は難しいだろう。

ステレオ70は、整流管GZ34とダイナコ銘の電解コンデンサーによる電源に加えて、
トランス類がアクロサウンド製の特注だったり、
結合コンデンサーにブラックキャットなんか使ってあって実に良いアンプだった。

エアボウ・TRVに使われている真空管はステレオ70のような初段管と違い、
いずれもポピュラーで入手が容易なものばかりなのが良い。
初段 12AX7/ECC83 1本 + 12AU7/ECC82 2本
出力 6CA7/EL34 4本

現用のTRVに使われているオリジナル真空管は、
中国製のトライオード選別品なのだけど、
トライオードでも規格品の確保にかなり苦労したらしい。

今回載せ替える球のブランドは、
スピーカーがタンノイなのでイギリスのムラード、
但し、新しいロシアン・ムラードに決定。

古いNOSと称されるデッドストックのビンテージ球に関しては、
家にもあるけど、それほど騒ぐ程の事はないし、
得体の知れないNOS球を通販で大枚をはたく位なら、
最近の新しい奴の中から探した方が、
手間もコストパフォーマンスも何倍も良いし安心出来る。

使い古したボケ球を掴まされて、
やはり良い音だなと錯覚して自己満足するのは結構だけど、
似た様な材料で作って物理特性が同じであれば、
低周波域でそんなに差なんか出る訳が無いのである。


出力管のEL34のロシアン・ムラードのペアは日本で探すと1万円越え。
初段のECC83が1本で4千円位か。

10年前に比べて余りにも高いので、アメリカから買う事にした。

ムラードのEL34のマッチド・クワッドの4本1セット($91.71)。
ECC83は1本で良いけど、予備という事でマッチド・ペアの2本1セット($46.99)。
ECC82はムラードが見つからず、真空管自体は外箱と本体の印刷位しか違わなそうなので、
エレクトロ・ハーモニクスのペアに決定($41.99)。

送料を入れても日本で買うよりも安いのである。

アメリカから到着したロシアン・ムラード+エレクトロ・ハーモニクスの真空管。
ムラードの「ザ・マスター・バルブ」の文字が渋い。
オリジナルに比べて、EL34は細身になったけど、後は似た様なものだ。

ムラードとエレクトロ・ハーモニクスは、
実の所、箱の中の緩衝材まで同じで見た目もそっくりである。


外した、オリジナルの真空管。
重心の低い厚みがあってリアルな音は聴き疲れしない。
メーカー純正ゆえの安心感だ。


ロシアン・バルブに入れ替えて火を入れたエアボウ・TRVアンプ。
せっかくのムラードのロゴが全て背面になっている。
アンプの下には分厚い光学ガラスの塊を置いてある。


上から見た所。
オリジナルのEL34が茶色いベースだったので、
黒いベースに変わっただけでアンプの印象が変わる。

最初の試聴はTRVに繋いである、
CDプレーヤーのティアック・VRDS-10SEで開始。
機材が温まってくると、
VRDSって、こんなに良い音したっけと肝心のアナログに行きつかず、
CDをとっかえひっかえ聴いて終わってしまった。

ロシア球への総とっかえで、一段とリアルでタイトになった音には、
ソリッドステートか管球かという枠を超える音の為に、
アンプのチューニングを重ねて来たエアボウの思いを改めて確認出来た。
同時にオリジナルの真空管の良さも再確認した。






最終更新日  2019.05.04 21:05:11
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