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2018.11.17
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カールツァイスのビオゴン35mmf2.8は、
1935年にコンタックス用としてベルテレ氏の設計により作られた。

この戦前の後玉が大きいレンズは当時で最も明るい35mmレンズであり、
1949年頃まで作られたが、その後は旧ソ連でジュピターという名前で生き永らえることになる。

戦後のオーバーコッヘンでは、ベルテレ氏により再設計がなされ、
1951年には21mmが発表されることになる。

新型のビオゴン35mmf2,8にはツァイスオプトン銘のものもあり、
割と早い段階で再設計をされて生産されていたと思われる。

このレンズの特徴は、ビオゴン21mm同様のオーバークオリティ。
1950年代の手間暇の掛ったドイツの職人による金属加工のピークを語る上で、
その証左ともいえる仕上げと造り込みに驚き、加えて大きさの割にずしりとした重さに笑ってしまう。

ダイヤモンド・バイトの切削加工、ピシッと揃ったスロッターによるローレットの刻み目、
まるでレーザーで彫り込んだような彫刻文字を見ても、施されているのは尋常な加工ではない。


ベッサR2Cに付けた、オーバーコッヘン・ビオゴン35mmf2,8。
手にすると、カメラ以上にレンズの比重を意識させる組み合わせだ。
余り使用例はないけど、流石はツァイスを代表する広角レンズ。写りも結構なモノである。


オーバーコッヘン・ビオゴン35mmf2.8の作例(全て銀塩写真)

妙高高原駅のモニター。


酒屋としては自販機以外は閉めているようだけど、
ケースが積まれている所を見ると旅館相手の商売は生きているかもしれない。


古い物置の前の畑。子細に見ると野菜以外にも花とか色んなものが植わっている。


稲が無事実った田んぼ。土手のススキも一緒に風に揺れている。


図鑑に載せても良い位のウロコ雲。秋真っ盛りだ。





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最終更新日  2018.11.17 19:30:10
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