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2019.01.05
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1908年にMax Baldeweg(マックス・バルデヴェク)氏により、
カメラメーカーとしてドレスデンで創業したバルダ。

戦後は西ドイツのヴェスト・ファーレンへ移転。
1948年にはバルダ・カメラ・ヴェルクを立ち上げた。
カメラに関しては1980年代に撤退して、
現在では得意のプラスチックで、電気通信、自動車、医療機器を手掛けている。

バルダはロールフィルムを使うスプリングカメラが有名であるけど、
実はプラスチック外装のミノックス35シリーズと110カメラも、
バルダとの協力により完成されたものである。

ミノックスのプラスチック外装のコンパクトカメラは、
1974年の35ELが最初だった。
アンディー・ウォーホルがこのカメラを構えている写真もあって、
登場した時は結構な話題になった。
このカメラは個人的にも暫く使っていた事があり、
プラスチックのカメラはガラクタという概念を吹き飛ばしてくれた。

そのバルダがオリジナルの名前で出していた、
ミノックス35ライクなカメラがある。
CF18という取り外し可能なフラッシュとコンビで、
1983年に発売されたCE35がそれだ。

これのバリエーションとしては、
C35とイギリスだけで発売されたバルダ・ミニ・35があり、
他にも別ブランドでロバート・ボッシュ系のバウアー・スカウト35(レンズ銘はネオヴァロン)や、
フォト・クエーレのレヴュー35EX(レンズ銘はレヴュノン)とか、
フォクトレンダーはビトー(f5,6でレンズ銘はフォクター)と、
ビトーC,CE35(レンズ銘はカラー・スコパー)があり、
ミノックスの35ML(焦点距離35mmでレンズ銘はカラーミノター)も殆ど同じものである。

最後は、生産ツールを中国に売却して、
当初はドイツで中国人により生産されて、
Yangtze Balda CE35Aとなり、
1995年からは完全に中国で生産されるようになった。

バルダ35の基本的なスペックは、
f2.8・1秒~f16・1/500秒のプログラムAEの小型フォールディングカメラ。
レンズはバルダノン38mmf2.8が付いていて、
ピントはファインダー内ではゾーンフォーカスが表示されていて目測で使う。
手ぶれ警告のフラッシュ表示もあって、手軽に使えるのが良い。


家にあるバルダCS35+CF18フラッシュのセット。
CE35と似ているけど、CSはセルフタイマーを内蔵している。
バッテリーはLR44系のボタン電池二個だ。


バルダノンレンズのクローズアップ。ミノックス35同様に侮れない実力がある。
明るさからしてテッサー型だと思う。


3か国語の取説。単体の重さは147g。


これが、バルダとの連携で誕生した、最初のミノックス35mmカメラの35EL。
電池は既に無かったけどLR44を4個入れて使っていた。絞り優先のAEでピントは目測。
軽いプラ外装だけど、写りが一級だったのでサブで持ち歩いていた。
日本のコンパクトカメラにも影響を与えた傑作だ。


バルダCS35の作例(全て銀塩写真)

松本駅構内に並ぶ、新旧のあずさ。


古い壁を見ると、つい写真を撮ってしまう。
こういうのは、いつの間にか消えてしまうので注意しなくてはならない。
周辺光量の低下があるけど、それも良い。


茅野市にある長円寺のモミジ。もう時期も過ぎて人は少ないだろうと思ったら大混雑だった。


ボケ味も悪くないレンズだと思う。


モミジは霜で葉先がチリチリなのが多かったけど、イチョウは見事に色付いている。





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最終更新日  2019.01.05 19:30:10
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