2019/07/22(月)09:09
自転車屋さんに発注したイタリアのカンパニョーロ製コルク抜きの存在感(+アレッシー)
もう30年程前の頃だけど、イタリア・ビアンキのロードバイクに乗っていた時に、
自転車屋さんで、その存在を知って思わず発注したワインのコルク抜きがある。
愛車のビアンキ製自転車には、
カンパニョーロのパーツが使われていたけど、
そのカンパニョーロがこんなものを作っていたかと大喜びした記憶がある。
BIGという巨大なコルク抜きを手に入れて、
友人達に見せびらかしたら、後から合計4つも追加発注する事になったのも懐かしい思い出だ。
とにかく存在感が抜群で、例の自転車パーツと共通の手触りや、
梨地の表面仕上げが機械好きには堪らない造り込みに感涙ものである。
とは言うものの、やがてワインはソムリエナイフで開けるようになってしまい、
こういうタイプのコルク抜きを使わなくなってしまった。
今では、仕舞ってあって、時々思い出したように引っ張り出すけど、
これを眺めながら、実際にはソムリエナイフを使うような始末。
既にオブジェというかワインの御神体のような存在になってしまったけど、
お客さんが来た時くらいは使わなければ、何となく申し訳ないという事で、
令和時代にはオブジェから道具として復活する予定なのだ。
同じイタリア製でアレッシーのアンナというコルク抜きも大きい方だけど、
カンパニョーロは30cm位の高さがあるので存在感がまるで違う。
高い発砲ワインの様に木箱に入っていて、
その中の緩衝材も細いカンナ屑の様なものが詰められている。
パンフレットには金メッキのものが載っていて、これは6万円か8万円だったと思う。
他にも樹脂製の普通サイズを見掛るけど、このアルミ梨地の奴が一番カッコいいと思う。
実は、もう一つ持っていて、パッと見は真鍮の様だけど、
表面をアルマイト処理で模様を付けた凝った仕上げになっている。
これは余り見掛けないので作られた数は少いのではないか。
カンパニョーロに、なぜコルク抜きを作るのか尋ねると、
嘘か誠か、自転車好きにはワイン好きも多いというのが理由らしい。
このコルク抜きを見る度に、友人達とこれを使ってワインを飲んでいた頃や、
当時乗っていた鶯色のビアンキの自転車を思い出す。