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mik.hamaのいい加減にします

2019.09.07
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カテゴリ:日用雑貨
戦前、シルク産業で潤っていた岡谷で業種転換を模索していた、
幾つかの生糸産業の企業と東京光学の出資により、
服部時計店が代理店となって1940年代初期に設立された岡谷光学機械株式会社。

東京光学の疎開工場の軍需企業としての存在理由から、
軍用の光学機器に関しては、地域内で全ての部品を誂えていたようで、
戦後になると、高品質で民生用の双眼鏡を国内外に売り出す事になった。
名前は精工舎の光学ブランドのVISTA。

やがて、1951年にはロードⅠという35mmカメラを発表した。
カメラ自体は機械としての造り込みは良かったのだけど、
やがて露出計を内蔵した安価なEEカメラが登場すると、
1960年のロード・シャーマンを最後にカメラの生産は止めてしまった。

それでも、双眼鏡の製造はオイルショック辺りの昭和48年頃まで続いていたようで、
製品の出来具合は、今に残る製品を見ても安物ではなく上級品である事が良く分かる。


手元にある岡谷光機の3X30の双眼鏡を2つ並べてみる。
倍率からしてオペラグラスの類と思われるけど、
対物レンズの大きさが30mmというのが珍しい。
作られたのは、恐らく’60年代後期から’70年代前半ではないか。

他には見た事のない昭和レトロ全開のデザインが面白いけど、
ひょっとしたら、子供向けの商品だったかもしれない。

それでも操作して覗いてみると、そこは流石の岡谷光機製。
とにかく、安物とは違う精密感のある動作には感動する。

独特の上面がフラットな形状は、実際に手にしてみると意外にホールドしやすい。
それに何と言っても、対物レンズ枠の分厚いクロームメッキの輝きが眩しいぞ。
光学系に曇りもなく、今でも見え具合には何の問題もない。


本体に貼られているビニールレザーがストラップで変形しているけど、
硬質プラスティックのパーツはピシッとした仕上がりで気持ちが良い。


接岸部のクローズアップ。細かい部品一つにも手抜きがない。
対物レンズの口径が、そこら辺のオペラグラスとは違う30mmなので実に視野が明るい。






最終更新日  2019.09.08 13:46:40
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