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mik.hamaのいい加減にします

2021.04.03
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カテゴリ:日用雑貨
家でずっと使っていた、三洋のオーブントースターが去年ついに壊れてしまった。
普段使っているものが壊れると、何となく寂しいものだ。

家の三洋SK-WQ3(S)は、2007年物なので13年間仕事をしてきたわけだ。
マイコン式の使い勝手の良い業務用機器のような雰囲気で、
今でもこのデザインと使い勝手を超えるオーブントースターは無い。




何というか昨今の、いかにもなデザインは好きになれない。

一度捨てようと思い、燃えないゴミの袋に押しこんだのだけど、
何となく捨てるには忍びなくて暫く取って置いた。


さてどうしたものかと、
ネジを外して開けて電源コード近くにあるサーモスタットを、
テスターで探ると導通が何もない。
調べると初期の製品ではサーモの設定温度が低くて、
頻繁にオンオフを繰り返したせいで、
1年ちょっとで壊れていた事もあったらしい。

業務を引き継いだパナソニックのホームページを見ても、
部品の調達は勿論の事、修理は不可能な古参家電。
仕方が無いので、似たようなサーモスタットを探してみたけど、
スペックが200度前後で開閉容量が15Aの物は無い。
10A用のサーモを使って、パワーリレーによる電源制御なら出来るけどバカらしい。

サーモスタット専業メーカーに聞いてみると、
特注で出来るらしいけど納期も価格もべら棒になってしまう。


しかし13年も使っていれば、
早々に肝心なヒーターも切れてしまう事も考えられるので、
電気系に手を加えるのは、どうもメリットが無さそうだ。
それを踏まえても、やはり三洋の傑作デザインは捨てがたい。

とにかく、ネットで「いかにも」と「レトロ」ではない、
送料込み6000円の良く見るデザインの、
象印ET-GB30マットレッドを手配しつつ、
ある程度密閉された2重構造で断熱保温の本体を眺めていて思いついたのが、
燻製用のスモークマシンへの転用だ。


電源ケーブルをちょん切り、最初に試し炊きをしてみて、
左下のスモークチップを乗せる皿を置く、底の部分に吸気用の3φの穴を3つ開けて、
右上側面には排気用に5個の穴を内側から開けてみた。

元から奥の2か所に恐らく吸気用と思しき隙間があるので、
底面の穴は必要ないかもしれない。
塞ぐのはタッピングビスがあれば簡単に出来る。


スモークに使うのは、おがくずを固めたようなスモークウッドが良い。
色んな種類があって癖が強めのサクラから癖の弱いリンゴや、
海外では定番のヒッコリーまで色々あって楽しいし、何より一番簡単な方法。

最初は、わざわざ通販で取り寄せていたけど、
近所のホームセンターで格安で売っているのに気が付く。

三洋オーブントースター改のスモークマシン”燻1号”では、
これを1/4に折って、ガスコンロで端面をあぶって火を付ける事から始まる。


火の付いたスモークウッドを置くトレーは、
缶入りのアース渦巻香のグラスウールが付いた蚊取り線香を置く蓋を流用。

下にあるU字管ヒーターの下に入れるとピッタリと固定されて収まる。
この皿に火のついたスモークウッドを置いて、
後は煙が消えるまで放置すれば勝手に燻製が出来上がる。


仕事中の燻1号の様子。

燃焼が進むにつれ煙が充満して、
主に側面のルーバーから煙が立ち上ってきて、
暫くすると内部も温まって燻製造りが始まる。

注意点は、一応内部に火種がある事を考慮して置き場所を考える事と、
煙が冷やされて発生する水分と燻蒸成分が混じった液体が、
底面から脚を伝って垂れてくるので置き場所は考えた方が良い。


最初の試し炊きの様子。わざと一番癖のあるサクラを使った。
ソーセージの火も通るし、ベビーチーズは完璧の仕上がり。
殻付きの生のクルミ以外でも、ナッツ類を燻製にすると香ばしくなって美味い。


スモークウッド自体の材質や、
湿度とか外気温で燃焼時間も違ってくるので仕上がりは運任せ。
大体、燃焼時間が短くなると比例して内部の温度も上がるようだ。

温度が上がり過ぎるとプロセスチーズは溶けて下に垂れてしまうので、
受けのアルミホイルが必要になる。
チーズは時々様子を見て途中で蓋を開けて温度を下げるか、
さっさと色が付いたら取り出してしまった方が良いかもしれない。


煙が収まった頃に正面のガラスを触ると大体50度位はありそうで、
手を中に入れるとかなり熱くなっている。
という訳でスモークウッドを追加して上手くコントロールすれば、
長期保存も可能な本格的な熱燻もいけるかもしれない。


以来、時々週末になると半額のベーコンとか安売りのパックの塩鮭とか、
ゆで卵なんかを放り込んで燻製にして遊んでいるけど楽しい。

ゆで卵の味付けは、ダシ醤油か麺つゆを味醂と酒で適当に薄めたものに、
お好みでニンニクや七味を混ぜてからジップロックに放り込んで、
大体半日を目安に冷蔵庫でお好みの濃さになるまで漬け込むのがいい。

スモークウッドは、個人的にはサクラが一番気に入っているけど、
燻し1号を、そのまま物置に仕舞い込むと匂いが凄いので、
終わったら充分に冷ましてから、簡単で良いので掃除をして、
ビニール袋に密閉して収納する事が必要だ。






最終更新日  2021.04.03 19:30:06
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