2019.10.19

諏訪精工舎から生まれてセイコーブランドを支えていたマザーウォッチのジャイロマーベルとクラウン

カテゴリ:時計
精工舎初の自動巻き腕時計は、
1955年にスイスのASのムーブメントを下敷きにして第二精工舎から発表された。
但し、大卒公務員の初任給が8700円程であった時代に、
16、000円と高価であったために余り売れなかったらしい。

そこで、諏訪精工舎によりコストダウンが図られる事になった。
ローターに国産初のベアリングを入れて、今に続く独自のマジックレバー機構を開発して、
精工舎初のオリジナルの自動巻き時計という、ジャイロマーベルが発売されたのが1959年。

価格は6、400円というもので、当時の大卒公務員の初任給は10、200円なので、
今の感覚だと12万円というところだろうか。
まだ高いけど、腕時計は高級品だった時代だったので結構売れたらしい。

シンプルで端正なデザインの時計。文字盤上部の独楽マークが良い味を出している。


戦後になって1956年に諏訪精工舎より、
セイコーブランドの実用機として発表されたマーベル。

このマーベルを改良して、1959年に登場したのがクラウンで、
この時計は、その後グランドセイコーを始めとする、
様々な時計のベースとなって発展していくマザーウォッチである。

家にあるのは、結構珍しいクラウンのポケットウォッチ。
スネークチェーンが良い感じでケースもオリジナルだと思う。

ただ、御覧のように吊輪の隙間に余裕があまりないので、
チェーンを取り付けると、リューズ操作が実にやりにくい。





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最終更新日  2019.10.19 19:30:06
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