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カテゴリ:本
昨日、伊坂幸太郎さんの「死神の精度」が届きました。
晴一さんおすすめの作家さんということで☆ “死神”だし、なんか字面が恐いし(だから読んでみたくなったんだけど) 堅いのかなあと思っていたのですが、ちょっと読んでみたら全然そんなことありませんでした。 死神が主人公の短編集。すらすらと読みやすい文章なので、意外とすぐ読み終わっちゃいそうです。 さっきお昼の休憩中にひとつめの短編を読んだばっかりなのですが、 主人公の設定……この感じは! オレ、死神 ぷぷ、何、我ながら、これちょっとうまいこと言ったんでないかい!? 「死神の精度」を読まれたそこのポルノファンのあなた! このニュアンス、ちょっとわかってもらえると思うんですけど……どうかなぁ? あの天使さんのシニカルさはないにしても(^^)、主人公の死神を生んだ発想やキャラの性格に、なんか相通ずるものを感じたので「オレ、死神」☆ これから読む方のために、詳しいことは書きませんが、おもしろいので、 気になった方はぜひ読んでみてください♪ 一応真面目に仕事をこなす淡々としたサラリーマンみたいなあの死神さんと、やる気のないあの天使さんが一緒に出て来る小説があったらおもしろそうだなぁ。 小説部の方、そんな設定はいかがですか? なんちゃって(^^) また新しい出会いのきっかけをくれた、晴一さんとアンダンテさんに、ありがとう☆ あと、楽しみにしていた「六枚のとんかつ」も、ミステリーチックな短編集でした。 トリックというかカラクリの馬鹿馬鹿しさで楽しませてくれる作品ということで ヴィレバンの店員さんのPOPコピーが私の期待を煽ってくれたのですが、 いい仕事しますわ。入魂のPOPコピーにちょっと煽られ過ぎちゃったみたい。 ヒット映画でもよくやるパターンですが、 いや、おもろかったのよ。すごく。 でも結構オチが読めちゃって。 もし友達が「これ面白いから読んでみ」とか軽い感じで渡してくれたら、「やばいなこれ!」と大喜びしてたと思うんだけど。 あと、昨日一緒に届いたのは、谷川俊太郎さんの詩と朝の写真がひとつになった「あさ/朝」。 言葉の感覚を磨くには、詩を読むのが一番であるとどこかで読んでから、 あんまり興味ないくせに、時々詩を読むことにしよう、と思いました。 しかし鍛練のつもりで読んでる時点で鍛練にならないという逆説的な事実に気づいてから、 そういう不純な読み方をするのはやめました。。。 そんなわけで久しぶりの「詩」。 この本を選んだのは、写真がきれいで、頭使わなそうだな~って思って(^▽^; 家に帰って、ちょっと疲れていたのですが、これを読んで(見て?)いくうちに目が覚めていきました。 「わーきれいだなー」「小学校の教科書みたいにシンプルな言葉だなー」とか思いながら、結構、あっけなく見終わって、何度か見直してるうちに、 写真が、あとから言葉が、最後に静かで温かくてやさしくて力強いものが、 じわ~~って染み渡っていく感じ。 いや、むしろ奥の方からゆっくり沸き上がってくる感じ、というのかなあ? 劇的な心の動きはないんだけど。 見終わった後に自分の中でふくらんでいったのは、ステージの幕が上がって行くのを見るような、高揚感。 これから何かが始まるんだ、っていうワクワクした予感に包まれて、なんだか明るいきもちで眠りにつきました(^^) 大袈裟にいえば「今日を生きる力」のようなもの。 簡単にいえば「今日もやるかー」というきもち。 寝る前に起きてからのことを思うのも変なんだけど(^^) 生きてるって、最高だね! っていう。 すいません、爽やかなやつで。 この本が私にくれたのは、癒しじゃなくて、チャージでした。 癒しを求めてこの本を買ったんだけど、結果的にはこれで、良かった♪ このシリーズで「ゆう/夕」というのがあったので、今度はこれをみようかな。 みなさんコメントありがとうございました! うー。本日は更新のみでございやす。。また後で~(><) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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