2. 市場の価格がTOB価格を上回った場合は、「何か」がある可能性が高まる。
さて先ほどアップした羽根さんの「イベントドリブントレード入門」の書評のブログのアクセス数がとんでもなく凄いことになっているので、緊急で続編2を出します。 多分、これを読んだら、みんなアマゾンでポチるか、明日本屋さんに猛ダッシュで買いに行くことになると思いますよ。♪ 是非お楽しみください。それでは始めます。 今日は株式投資本オールタイムベスト96位イベントドリブントレード入門 (羽根英樹著、パンローリング社 2019年) の最高潮第2弾です。 今日は非常に分かりやすくてかつとんでもなく役に立つ、第4章 TOB(公開買い付け)から。この章は最高です。私はもう何回も読み直しました。♪ 最初のTOBから、プレミアムをつけたTOBを実施した場合、市場での株価は上がります。それどころか後からのTOB価格よりも上がる場合すらあります。これは、買取り者同士のTOBの応酬で、さらに価格が上がることが期待されるためです。 TOBが実施された場合、とりあえずは買っておくのも良い戦略 だと思います。 特に市場の価格が、TOB価格を上回った場合は、「何か」がある可能性が高まります。 通常はTOB価格より市場価格が上がることはまれです。もしTOB価格を多少上回った価格で買って、何も起こらなくても損失は購入価格とTOB価格の差だけです。しかし第二の買い付け者が現れた場合は、相当額の上乗せが期待できます。 損失限定の取引としては、期待値が高い と思います。 この羽根さんが指摘している状況と全く同じことが、しばらく前に7868廣済堂や3258ユニゾHDで実際に起こりました。この時も 最初のTOB価格を上回る位置まで株価が上がった後に様々なイベントが発生 したんですね。 ちなみにユニゾの時には、「あ、これは羽根さんの本でちょうど勉強したやつや。」とすぐに思いました。そしてこの本のおかげで握力が強くなり、私はとても大きな利益を得ることが出来ました。正直に言うと、この本を読んでいたことによる超過利益は「8桁」に及びました。定価2000円の本を買って読んでいたおかげで、私はその数千倍以上の恩恵をこうむることが出来たのです。 また最近の事例で言うと、 4695マイスターエンジニアリングが「価格をケチったせこいMBO」を11月8日に発表 したのですが、その後すぐにMBO価格を越えるところまで株価が上昇しました。これは 最近バリューファンドとしての凄みを増している光通信が「怒りの鬼買い増し」戦術に出たため だったのですが、その後結局 11月28日にMBO価格の引き上げ(940円→1150円) となりました。そして私は株価がMBO価格を超えた段階で、「これはまたもや羽根さんの教え通りのパターンだ。」と思ったので、そのままホールドしてまたもや利益を得ることが出来ました。(上記データはSBI証券より引用) このように、この本は一通り読んだ上で手元に置いておくと、滅茶苦茶役に立つと思います。こんなに素晴らしい本を書いてくださった著者の羽根さんに感謝ですね。 (更に続編へと続く)