みきまるの優待バリュー株日誌

2012/06/19(火)19:56

主力株概況23位、興研。

優待株について(3777)

 さて今日はPF上位銘柄を紹介する主力株概況シリーズです。      23位 7963 興研 (JQS、6月優待) ◎      PF時価総額23位の準主力は、防塵・防毒マスク2大メーカーの一つで防衛省向けを独占供給する興研です。         現在の株価は830円、PBR0.50、株主持分比率54.7%、今期予想PER10.59、配当利回り3.0%(25円)で、優待は 1000株保有で自社製品(マスク)優先購入割引券(30%・100%割引、ただし1年以上継続して保有した株主のみ) です。私は昨年の8月に参戦したので来年にならないと優待が戴けません。ちょっとつまらないですが、本来の株主優待制度は興研的なものが正解なのだろうと思ってもいます。      ただ12月30日をクリアして株主名簿には載ったので、           1000株以上保有で毎月戴ける「セーフティーニュース」という専門的な小冊子が家に送られてくるようになりました。なんだか内容が私には難しいのですが、これで毎月勉強しながら優待権利獲得の日を気長に待ちたいと思っています。       興研は、東日本大震災後のがれき処理用の有毒物質対策マスクや原発事故用マスクの需要・受注の増加が囃されて前期には何度か株価が急騰しましたが、移り気な株式市場では既に忘れ去られた状態となっており、株価は凪の状態で静かに安定しています。     ただ、実際のところは震災復興や除染対策用マスクの販売は昨年に続いて堅調に推移しており、5月9日に発表になった 1Q も非常に良い内容でした。     また、福島原発の処理には当然のことですがこれからまだまだ長い年月が必要なのでこれからも興研の業績は安定的に推移する可能性が高いですし、戦争・自然災害・大きな伝染病等の想定外の出来事が起こった時には全体の株価が暴落しても逆に興研の株価は急騰するという VIX指数(恐怖指数) 的な値動きをする銘柄でもあります。     実際、昨年北朝鮮の金正日総書記が死去して朝鮮半島情勢が不安定になるのではないか?という恐怖が高まった時にも、興研の株価は分かりやすく急騰しました。       そのため、PFの一部に興研的な銘柄が入っていることはリスク管理上極めて重要なことであると考えており、これからもポートフォリオ上位の一角としてホールドして応援していく予定です。

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