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みきまるの優待バリュー株日誌

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Nov 21, 2012
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カテゴリ:優待株について

 さて1株保有で11月株主に10000円相当の優待券という大技優待新設で話題騒然の2769ヴィレッジヴァンガードですが、優待権利直前の新設と言うことで、我々優待族にとってもそして非優待系のバリュー株投資家にとっても、この「神優待」をどう評価し株価に織り込むかがかなり難しく、様々な思惑が入り混じって株価は一旦急騰した後、優待権利落ちでの暴落への恐怖心から今度はじり下げが続く等など荒い値動きとなっています。

 

 

 

 

 

 

 そして非優待株の頃からヴィレヴァンを主力としていた私自身にとっては、今回の「優待新設を巡る謎」を是非解き明かしたいという思いがあり、疑問点についてIRに直接問い合わせをしました。以下はそれに関する個人的なメモ書きです。

 

 

 

 

 

 

Q1 まずは優待新設有難う御座います。とっても嬉しいです。ただ以前から御社は優待新設に対して非常に消極的だったと思うのですが、どうして権利直前のこのタイミングで、しかもこのような太っ腹な優待制度を新設したのでしょうか?

 

 

 

 

A1  我が社は株価が低迷しており、また月次を見れば一目瞭然な通り業績も悪い。しかも率直に言ってすぐに業績が回復しそうな自信も感触も見込みも無い。そこであまりにも株価が低迷していてちょっとは株価を上げたいな、という思いがあり優待を新設した。優待新設を思いついてから発表するまでに時間が無かったこと、また中間期に優待を付与したいという思いがあったためにこの時期の発表となった。優待新設の効果は想定以上で、まさかこんなに株価が上昇するとは思わずに驚いている。

 

 

 

 

 

 

Q2  今の「こんなに株価が上がるとは思わなかった」というお話ですが、「桃栗3年柿8年優待族は12年」の私の過去の経験からして、優待内容からすればこのくらいの上昇はむしろ足りないくらいで当たり前という印象です。そこで次に気になるのが、今後この太っ腹な優待内容を維持していけるのか?ということです。御社の株主数は現在2000名前後ですが、今後優待制度の認知度が高まればいずれ数年後には100000人近くまで増える可能性もあると思います。例えば御社と同様に太っ腹優待制度がある3048ビックカメラの株主数は125000人です。そうなった場合には優待制度をどうされるのでしょうか?

 

 

 

 

A2  今回の優待新設に当って「株主数が増えて、流動性が増したらいいなあ。」という期待はあるし、当社として想定している株主数はあるが、それは100000人などという膨大な人数ではない。

 

 

 

 

 

Q3  すると、仮に株主数が100000人近くになればさすがに現行の優待制度は維持できないという認識で良いですね。(実際には株式数が76000株なので理論的にはそこまで株主数が増えることは無い) ここからは優待族としての、そして御社のファン株主としてのお願いですが、1株で年1回10000円相当という現行の優待制度はやり方が大雑把で荒すぎると思います。同じ10000円なら年2回5000円の方が株価も安定しますし、優待権利獲得後の売却を抑える効果があります。私をはじめ多くの優待投資家は良い意味でサル並に素直なので、朝三暮四的に優待を出すのが良いと思います。

 

 

 また、今後仮に株主数の増加で現行の優待制度を維持できないと判断された場合なのですが、是非いきなり廃止ということだけは避けて頂きたいです。株主に深い不信感を与えますし、ゲンキーやアールビバンなど過去の他社の例を見ても株価はかえって長期に低迷します。1株で1000円、5株で2000円、10株で3000円程度でも良いので、是非せっかく作った会社と株主をダイレクトに繋ぐ素敵な優待制度を継続し、そして出来れば先ほど述べたように年2回優待にする、可能であれば1年以上の長期保有で+1000円付ける、というくらいにすると、株価対策としては「最少の費用で最大の効果」が得られ、効率が良いと考えます。

 

 

 

A3  株主数が想定よりも増えた時にどうしよう、という思いは少しあった。なるほど、仮にそうなった場合には参考にします。

 

 

 

 

 

Q4   少し話は変わりますが、優待券は原価率の高い書籍にも使えますか? また使用制限はないという認識で良いですか? 優待原価率はどのくらいで見ているのでしょうか?

 

 

 

A4 はい、本を含め全ての商品に使えますし、1回あたりの優待券の使用制限もありません。優待原価率については当社としての見込みはありますが、ここではお答えできません。有価証券報告書などを参考にしてください。(みきまる注 私が有報を元に60%くらいと見ていいですか?と質問すると、そんなもんでしょう との事だった。)

 

 

 

 

 

Q5  8月24日の株主総会で「店舗の在庫は一定期間が過ぎると評価ゼロとしている。そういった商品が20億円分くらいある。」という話があったようですが、一定期間とは具体的にはどのくらいでしょうか?

 

 

 

A5 当社の商品は割りと息が長く売れる傾向がある。監査法人と相談しながらだが平均5年くらい。

 

 

 

 

 

Q6 今期は既存店売上高を90.9%で予想しており、当初は厳しく見すぎなのではないかと感じていたのですが、実際の業績推移は予想通りの厳しいものとなっています。具体的な改善策はあるのでしょうか?

 

 

 

 

A6 優秀な人材を育て、面白い店長をたくさん作ることに尽きる。それが出来ていないから今のざまなのは事実だが、これからも頑張る。

 

 

 

 

 

Q7 都会の店舗ほど本よりも雑貨の比率が高いような気がするのですが、意図的なものですか?

 

 

 

A7 都会でというより、ショッピングセンターに入居しているインショップで雑貨率が高い。これはファミリー層が多いと言う客層を意識してのもので、路面店の方が個性を出しやすい、ということがある。

 

 

 

 

 

 

 

 以上のことから私が感じたのは、

 

 

 

1. ヴィレヴァンはあまり詳細な検討をせずに、短期間でざっくりとおおざっぱに今回の優待新設を決めた。そのため優待制度が株価に与える影響を事前にはしっかりと分析していないし、株主数がどこまで増えるか?ということについての見積もりが甘い可能性がある。

 

 

 

2. 1に関連するが、ヴィレヴァンの優待が太っ腹だったのは株主優待制度について今まで全く無関心だったために、逆に「適切な相場が分からなかった」可能性がある。

 

 

 

 の2点でした。

 

 

 

 

 

 

 ま、ヴィレヴァンの優待制度が今後どうなるかを今心配しても仕方が無いとは思いますし、まずは優待新設が生み出すマジックを楽しみにしたいと思っています。優待券を手にして初めてヴィレヴァンの実際の店舗を訪れて、新しくファンになる投資家の方もきっといると思いますし、今後各マネー誌などでも繰り返し魅惑的な優待内容が宣伝されることになるでしょう。強力優待に支えられて、今後のヴィレヴァンは悪材料に強い、ピンチの時には優待エアバッグがバフバフと膨らむ「鉄板優待株」になっていくだろうと期待しています。

 

 

 

 

 

 

 その一方で現在のヴィレヴァンは、優待権利落ちへの恐怖から株価は既に軟調です。権利落ちでは株価8万円割れくらいまでは楽に行きそうですが、現行の優待制度が続く限りはいずれは優待パワーで株価が上昇し始める日も来るでしょう。私は優待族としてこれからのヴィレヴァンの値動きをしっかりとフォローしていきたいと考えています。






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Last updated  Nov 21, 2012 07:29:31 PM
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