みきまるの優待バリュー株日誌

2012/12/27(木)20:19

裏の取れる自分の直感を信頼する。

株式投資全般(1959)

 さて「どうしたら勝てる投資家になれるのか?」を考えるシリーズですが、今日はその第4弾です。率直に言って、        今日の日記が私が資産1億円を達成する原動力となった「みきまる理論」(笑)の神髄になります。       では始めます。         次のポイントは、      2. 裏の取れる自分の直感を信用する。      ことだと思っています。株式投資は「運用」、まさに文字通り運を用いるものなので、どうしても運の要素はあります。勝てる投資家、結果として勝った投資家は私が見たところ大体において「運がいい」。これは間違いなくあると思います。      「なんだ、みきまる、もったいぶっといて結局運の話かよ。」と思われるかもしれませんが、勝てる投資家が運が良いのは決して「ただの偶然」ではなく、幸運を引き寄せられるような必死の努力をし続けた結果なのだと考えています。       私は毎日毎日優待バリュー株投資に明け暮れているわけで、年に数回は「これだ!、この銘柄で勝負だ!」という直感が天から降ってくることがあります。具体的に今年で言うと、3097物語コーポレーションの焼肉店           が突然月次ブレークし、それを見て急いで店舗に偵察に行くと夕方4時半に行ったのに既に満員だった、1時間待ちと言われたのに実際には30分で案内された(お客さんの回転が良い)、そして満員で大忙しの修羅場の中でも店員さんが全員ニコニコして明るく元気に接客している姿を目の当たりにした時に、突然「ここは絶対勝てる!」と直感してすぐに大量に買い増しし、その後の株価急騰で大きな利益を上げることができました。私の直感は正しかったのです。      その一方で長年のファンだった2769ヴィレッジヴァンガードコーポレーション          が急落した時には、実際の店舗を何度もしつこく探検した挙句に「大丈夫。そんなに店舗戦闘力は落ちていないし、大多数の投資家が言うほどには悪くない。これは勝てる。」と直感して実際に大量に買い増しし、その後驚愕の業績下方修正と弱気な今期の業績予想が出て、大敗して死にかけました。私はヴィレヴァンが好き過ぎて、お店にお客さんはいてもレジにはあまり並んでいないという事実を見逃していた、つまり目が曇っていたのでした。私の直感はこの時は間違っていたのです。        つまり、私の直感は当然「当たる時もあれば、外れる時もある」わけですが、株式投資には芸術的なそして未来予測が必要な部分が絶対にあり、直観力を鍛える、その精度を高めることなくしては絶対に勝ち上がれません。       そのために私は以下のような努力をしています。    A. 出来る限り毎日この日記を更新することを通じて、頭の思考回路を「勝てる優待バリュー株を論理的に発掘できる。また同時に直感で良い銘柄が分かるようになる。」ように最適化し続ける。     B. 「この銘柄だ!」という直感が空から降ってきたときには、必ずその「裏を取る」ようにする。具体的には、有価証券報告書や決算短信を読み込み、会社の決算説明会の動画がもしもあれば確認し、更にヤフー掲示板や個人のブログ・ツイッターや、アナリストレポートも可能な限り目を通し、疑問点があればすぐに会社に電話してIRに具体的に確認する。その上で、自分が見逃している情報はないか、主力としてホールドしていく上で不安感を抱えたまま未解決として残っている疑問が無いか、どうして今は安いのに今後株価が上昇すると思うのかを分かりやすく他人に説明できるか、を深く考える。     この項目は非常に大切なのでいくつかの補足の説明をします。投資家というのは非常に孤独な存在なので、誰もが「今考えていることをしゃべりたい。アウトプットしたい。」という欲求を持っています。そして現在その主流となっているのがヤフー掲示板や個人のブログ・ツイッターなどです。結果として大勝できるポテンシャルに満ちた銘柄の場合、それらのどこかに「力量と分析力の突出した投資家」が存在し、その銘柄が優れている理由を懇切丁寧に解説してくれていることがあります。今現在で言うと7605フジ・コーポレーションのヤフー掲示板がまさにそんな状態です。力の突出した投資家の下に多くのフォロワーが集まりアツい議論を交わす「バリュー空間」を作っています。そういったものを見逃さないことが大切です。     次に疑問点があった場合に会社に電話して質問すべきという点に関してですが、これはメールでも構わないといえば構わないのですが、出来れば電話の方がよりベターです。その理由は2点あります。      1つ目は、その銘柄について前もってしっかり勉強していないと当然意味のある質問が出来ないので、電話するプレッシャーが力になり自然に猛勉強が出来るということです。     そして2つ目は、結果として勝てる銘柄ではほとんどの場合はIR担当の方は「アツくそして親切」に質問に答えてくれるからです。つまりその対応次第で投資銘柄に関しての極めて大きなヒントを得ることが出来るということです。     例えば私がPF1位にしていた頃2198アイ・ケイ・ケイのIRに何度も直接質問をしましたが、担当者の成長へ賭ける熱意や躍動感がビンビン伝わってきました。また逆にかつて3320クロスプラスを準主力化しようか悩んでいて疑問点を質問しようと会社に電話したところ、担当してくれた方がまるでユーレイのように声が小さくてかつくぐもっていて良く聞き取れず、しかも非常に投げやりな態度で応対されたことがありました。アイ・ケイ・ケイは皆様ご存知の通り今年の大ヒット株となりましたし、クロスプラスは私が準主力化を見送ってから数年経ちますが未だに株価はヨコヨコです。        皆様もきっと、「そう言われて見ると、この銘柄が来るっ! と直感して、その後実際に思ったとおりになったことがあったなあ。」ということがあると思います。       「裏の取れる自分の直感は信用する」、「直観力を高める努力をし続ける」     これが「結果として運の良い」勝てる投資家になるために極めて大切       なのだと考えています。(続く)  

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る