みきまるの優待バリュー株日誌

2014/08/09(土)16:13

PFを色々な角度から眺めてみよう。(上昇率編)

優待株について(3748)

 さて、今日はニャーゴさんからリクエストを受けていた、「ポートフォリオを色々な角度から眺めてみよう」シリーズの第3弾です。今回は「上昇率順編」です。「株式市場最大の草食動物」と言われる、コテコテの優待族である私のPFに果たして「爆発的な株価上昇」をしてくれた銘柄など存在するのでしょうか?         それでは最新の「PF上昇率順ランキングTOP23」を早速見て行きましょう。何故23などという中途半端なところで切ったかと言うと、「上昇率200%以上」をカットオフラインとしたからです。なおポートフォリオは今回も最新の2014年8月9日現在のものを利用しています。             上昇率ランキング1位に輝いたのは成長著しい名古屋地盤のステーキ店、3091ブロンコビリーです。ここは最近若手のグロース株投資家の方達に大人気です。今の位置でブロンコを躊躇無く大きく買える、その勢いや勇気って素晴らしいなあと思いますし、「高い先導株を買って、より高値で売り抜けろ。」というミネルヴィニ的な、         躍動感溢れる銘柄とも思います。ま、この株価水準から新たに買うことは私にはとても無理ですが。(笑)         2位の8848レオパレス21は、私が優待狙いで89円で買ったときには東洋経済などの専門誌では「ここはもう、持たんやろう。いつ飛んでも不思議ではなかろう。」という声が大半でした。そういう私自身も「レオパレスは本当にもう無理かもな。でも優待ボロ株の1つとしてバルク買いするのには面白いな。」と思って1枚拾っただけでした。今のレオパレス21のパフォーマンスが「優待ボロ株投資」の面白さを端的に示していますね。        3位でバッグの小売専門店の9990東京デリカは、私にとっては多大な利益貢献をしてくれた元主力株です。私がここを主力にしている頃、他に同じように主力にしている投資家の方というのはほとんど見かけませんでしたが、私は実際の店舗にしっかりとお客さんが入っていることを自分の目で見て確認し、また他に目立ったライバルとなるような企業がないままに静かに店舗が増殖し続けていることを評価して主力化し、結果として大きな利益を得ることが出来ました。この東京デリカのような、「B級のショッピングモール中心に展開している華の無い小売店」でも、しっかりと利益を出すことが出来ることを身をもって実証できたことは、私にとっての投資家としての大きな自信となりました。        4位は強引な電話勧誘で知られる投資用ワンルームマンションが主力の3254プレサンスコーポレーションです。投資家的な観点からは成長力も利益率も高く素晴らしい銘柄ですが、1個人としてプレサンスから電話攻撃を受けたいか?と言われるとそれは全力で折れるほど首を振ってノーですね。(笑) このプレサンスの株価上昇が端的に示している通り、「世間の非常識こそ投資家の利益の源泉。」という側面があることを我々は常に肝に銘じておく必要がありますね。        13位で「ドーミーイン」シリーズのホスピタリティ溢れるビジネスホテルを展開していることで知られる9616共立メンテナンス。ここも実際にホテルに泊まって、「お風呂は広いし、御飯は美味しいし、なんて良いホテルなんだ。」と感動してかつて主力として勝負したのでした。消費者としての実感をそのままダイレクトに生かした投資の成功例となってくれて嬉しかったですが、改めて今見てみると、ここはもう一勝負できそうな感じもしますね。        21位で時計やカメラなどの専門性が高い商材の新品と中古をネットと店舗で販売する3179シュッピン。ここは苦い思い出のある銘柄です。私は優待新設直後に1枚だけ拾った時に、「あれ?、ここ指標的にはちょっと厳しいけど、成長力が高くて滅茶苦茶いい銘柄だなあ。自分の投資方針からは買いにくいんだけど、どうしようかなあ。」と逡巡している内に、株価がスルスルと上昇してしまい、結局諦めたのでした。      その後でこの出来事を心の中で何度も何度も反芻しているうちに、「あっ、そうか、私が買ったときのシュッピンは、オニールの「CAN-SLIM法」の条件にほとんどぴったり当てはまっていたんだ。だからあの時、心に凄く引っ掛かるものがあったんだな。」と気付いたのでした。              そしてその後に改めてオニールの本を何度も読み直し、従来からの自分の優待バリュー株投資法に加えて、魅力的な優待グロース株をPF上位に組み込むべく、私独自の基準を加えた「改良オニール法」である、   「YOU-CAN-SLIM法」   の開発に至ったのでした。ただ、その詳細はちょっと企業秘密です。(笑)         ま、こうして見ると、優待株専業であっても大きく上昇する銘柄を掴むことは十分に可能であることが分かります。これからも自らが専門とする「優待バリュー株投資」の精度を更に上げるべく精進して行きたいと考えています。  

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