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カテゴリ:優待株について
さて今日は通常のPF概況シリーズです。
200位 2685 アダストリアHD (東1、2月優待) △
PF時価総額200位は、ローリーズファーム、グローバルワーク、ジーナシス、ニコアンド等複数のカジュアル衣料ブランド店をSC等に展開し、アジア展開加速中のアダストリアHD(旧ポイント)です。買い増しによって前回のPF437位から大きく順位を上げてきました。巨大ショッピングセンターには必ずといって良いほど複数のブランドで入っていますね。
現在の株価は3615円、PBR1.90、株主持分比率は55.2%、今期会社予想PER36.57、配当利回り2.1%(75円)、総合利回り3.2%(75+40=115円、利回りは1単元の100株保有の場合で計算。またヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は10株保有で2000円相当、100株で5000円相当等の商品引換券です。
戴いた優待券を使って買った洋服です。可愛らしいデザインですね。
アダストリアHDというと、ここに集中投資され結果として消えていかれた、素晴らしい分析力を持っていたある新進気鋭の投資家のことを想起します。アダストリアの商品は全体にチープで造りが悪く、それが消費者にバレて業績が急降下していましたが、そのデザイン性の高さや値段の安価さには依然として一定の魅力があり、 現在業績も株価も回復過程 にあります。彼は正しかった。ただ勝負に出るのが少しだけ早すぎたのでしょう。株式投資ではその考えが秀逸でも、手掛ける時期が適切でなければ結果が出ない、それどころか驚くほどの惨劇を招くこともあります。ちなみに、
全投資家必読の名著、世紀の相場師ジェシー・リバモア(リチャード・スミッテン、角川書店)
の中に、(ちなみに上記のリンクは「もしもまだ未読の方がいたら便利が良いかな?」と思って貼ってあるだけでアフィリエイトプログラムにはなっていませんのでご安心下さい。)
時代のわずか先を行くだけで「変人」となり、時代から取り残されれば「敗残者」となる。時代を的確にとらえた者が「天才」の栄冠に輝く
という印象的な言葉があります。
私も常に、「自分の投資アイデアは独りよがりのものになっていないか? その発想は時代の半歩だけ先を行く適当で適切なものか? 早すぎたり逆に遅すぎて致命傷を招くようなものになっていないか?」を自問しながら日々ポートフォリオ編成に当っています。自分のセンス・感性が干からびないように毎日この日記を書いて黙々と素振りをする、これが投資家として最も大切なことだと考えています。
Last updated
Apr 6, 2015 07:58:41 PM
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