みきまるの優待バリュー株日誌

2015/06/27(土)15:39

パクリ投資は勝率の高い素晴らしい投資手法である。

株式投資全般(1971)

 超優秀な投資家の方が手掛けている銘柄を真似して買う、いわゆる「パクリ投資」についての是非がしばしば話題になります。ま、これは古くて新しいテーマなのですが、今日はちょっとこの問題について考えてみたいと思います。       ちなみに私のパクリ投資に関する基本的なスタンスは、      パクリ投資は勝率の高い素晴らしい投資手法である。非常に効率的に良い銘柄に辿り付ける実に賢いアイデアである。なのでこれはとても良いやり方であり、そこに議論の余地は全くない。       というものです。 パクリ全肯定 と言うことですね。(笑) というか、私自身も15年前に右も左も分からない状態で株式市場に欲と鼻の穴だけ膨らませて飛び込んだときには、どの株をどのような理由で買ったら良いのかが全く皆目見当もつかず、知恵を絞りに絞って最初に思いついた作戦が、「そうだ。さわかみファンドをまず買ってその保有している銘柄リストを手に入れよう。さわかみのおやびんはきっと良い銘柄ばかりを選んでいるはず。そしてそんな中でおやびんが大きく損をしている銘柄はきっと相対的に物凄く割安になっているはずだから、それを抽出してバルク&ハイエナ買いをしよう。」というものだったのです。つまり、私もまずパクリ投資からそのキャリアをスタートし、その後多くのことを学びながら独自の「優待バリュー株投資手法」を生み出して今に至っているわけです。        ということは今の私があるのは、ヒヨヒヨで死亡率の高い危ないひよこ投資家だった時に最初に偶然に取ったのが極めて勝率の高い作戦である「パクリ投資」だったからであり、この事実が何よりも雄弁に「パクリ投資の素晴らしさ」を物語っていると思います。そして具体的な名前は挙げませんが、有力な個人投資家達の手がけている銘柄のみを巧みにブレンドしてPFを編成し、毎年TOPIXを大きくアウトパフォームし続けている「プロのパクリ投資家」も実際に複数いらっしゃいます。(笑)  また1970~80年代の最高のトレーダーの1人として知られるエド・スィコータは、普通のトレーダーに贈るアドバイスとして一番重要なことは何か?と問われ、 「自分より優れたトレーダーを探す」 ことだと断言しています。        以上をまとめると、       パクリ投資というのは極めて勝率が高く、同時に再現性があって安全な、エクセレントな投資手法である        ということになります。それでは何故、この素晴らしいパクリ投資が繰り返しの論争の種になっているのでしょうか? 次回はそれについて考えてみたいと思います。(続く)   

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