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みきまるの優待バリュー株日誌

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Dec 4, 2015
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カテゴリ:株式投資全般
 さて大好評を戴いている「株式投資本オールタイムベスト」シリーズですが、引き続き21~30位をお送りします。はっきり言って全てが全投資家必読と言ってよい名作ですね。

 

 

 

 

 

 株式投資本オールタイムベスト第21位は、賭けの考え方(イアンテイラー・マシューヒルガー著、パンローリング社)です。

 

 

 

 

 

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 これは ポーカーの本ですが我々投資家にとっても歴史的名作間違いなしのとんでもない神本 です。以前に紹介した 第9位の ゾーン (マーク・ダグラス著、パンローリング社) と合わせて読むと合計で1位になる、というレベルですね。(笑) ちなみにその ウイスキー好きと激辛評論で知られる強面経済評論家の山崎元さんが激賞 したことでもこの本は有名です。

 

 

 

 

 

1. ポーカーのさまざまな現実を理解し受け入れる。

 

 

2. 長期的視野でプレイする。

 

 

3. 金を儲けることよりも正しい決断を下すことを優先させる。

 

 

4. 金への執着を捨てる。

 

 

5. 自尊心を持ち込まない。

 

 

6. あらゆる感情を決断から排除する。

 

 

7. 分析と改善のサイクルを継続的に繰り返す。

 

 

 

 

 というのがこの本のメインの主張なのですが、ポーカーの部分を株式投資に置き換えると丸々そのまま我々に当てはまります。凡百の株式投資本が束になってかかっても全く敵わないレベルの1冊ですね。

 

 

 

 

 

 これは恐らくはポーカーに代表されるカードゲームと株式投資には大きな類似性があるからだと思います。実際、 新マーケットの魔術師 で登場しているビクター・スペランディオはポーカープレーヤー出身ですし、 続マーケットの魔術師 で登場しているエドワード・ソープはブラックジャックやルーレットの必勝法を編み出した天才数学者であり、カジノにそれまでのゲームのルールを変更させかつ命を狙われたことでも有名です。

 

 

 

 

 

 すいません、ちょっと脱線しました。私がこの本で最も気に入っているフレーズは次のものです。

 

 

 

 

 

 トッププレイヤーたちは異口同音に、常に学び続けていると言う。 。。反対に ある一定のレベルに達すると、自分のプレイと利益率に満足しそれ以上の上達を望まない、という姿勢のプレイヤーたちがいる。 彼らは後退という概念を全く分かっていない。 。。 坂道を登るポンコツ車は、いったんアクセルから足を外してしまえば止まってしまうだけでなく坂を転がり落ちてしまう。 同様に、もしポーカー プレイヤーが学ぶのをやめてしまえば、彼のプレイは、少なくとも相対的に後退してしまう。 。。

 

 

 

 

 

 私はこの箇所を初めて読んだ時に震えが止まりませんでした。株式市場では常に何らかの非効率性を見つけることが出来ますし、それは今で言えば、「優待を新設した東証2部銘柄に大きく賭ける」と言った投資法が該当するわけですが、 相場で永遠に存続する成功法などはありません。どの方法もいずれは通用しなくなり、また別の解決策が必要となる のです。

 

 

 

 

 

 この本の「坂道を登るポンコツ車」の例えは、 常に進化と変化を遂げている株式市場で不勉強のままの状態で参加し続けることがどれほど危険 なことかを鮮やかに示してくれています。

 

 

 

 

 

 

 更にこの本の第8章の「対戦相手の心の中へ」も素晴らしいです。ここではポーカーに必要な「思考のレベル」について語られているのですが、著者は「 相手よりもひとつ上の、そしてひとつだけ上の、レベルで思考したい。 。。もしあなたが相手よりも2つ以上も上のレベルで思考していれば、あなたに強みはない。実際、それは弱みになってしまうかもしれない。。。」と述べています。

 

 

 

 

 

 レベル0は自分の手札は何か?、レベル1は相手の手札は何だろうか?、レベル2は相手は自分が何を持っていると思っているだろうか?ということなのですが、 レベル2でレベル0の相手と戦うと負けることがある と言うことなのです。何故なら相手はこちらのことなど1つも気にしていないからです。これは株式市場で言うと、 ただ純粋に優待が欲しいだけでサル並の思考力であるレベル0の優待族の我々が、知識と経験が豊富で今の株価位置など理論的にありえないと考えて2702日本マクドナルドHDを空売りしたレベル2の機関投資家に、結果として少なくともここまでの時点では勝った ことが具体例として挙げられるでしょう。ウキキッ!!!

 

 

 

 

 

 

 ついでにこのマクドナルドについて 「投資で一番大切な20の教え」 の著者のハワード・マークス的に表現すると、 「マクドナルドはありえないくらいに割高だから売ろう。」と言うのは1次的思考 で、 「マクドは割高だけど、思考力サル並の全国の竹槍優待族が集結していて優待廃止が無い限りてこでも動かない。非常にややこしそうだから、君子危きに近寄らずで触らないでおこう。」というのが2次的思考 ということになるかと思います。(笑)

 

 

 

 

 

 

 すいません、またもや脱線しました。 ま、他にも色々とあるのですが、この本には投資家として出来れば秘密にしておきたいエッジ(優位性)のヒントがてんこ盛りです。ただ、私も自分の首をあまり絞めたくは無いのでこのくらいにしておきます。(笑) 本当はこの本のことは書かずに秘密にしておきたかったのですが、未読の方は是非こっそりと読んでみて下さい。






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Last updated  Dec 5, 2015 02:28:56 PM



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