さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ第36位
バフェットからの手紙 (ローレンス・A・カニンガム著、パンローリング社)
の好評第5弾です。
第2章の「ファイナンスと投資」は素晴らしい内容 です。今日からしばらくはこの2章を味わっていきましょう。
有名な比喩表現「ミスターマーケット」について書かれた部分は秀逸です。
「30分以上ゲームに参加していてだれがカモか分からなければ、あなたがカモ」。 → バフェットの例えの鮮烈さは彼の天才性を如実に示していますね。
投資家として成功するためには、優れた企業判断と自分自身の考えや行動を市場に渦巻く強い感情から隔離できる能力との両方を備えることが必要。。。 「短期的にみるとマーケットは投票機にすぎないが、長期的で見れば計量器。」 → マーケットの本質をこれほど端的に示す1文が他にあるでしょうか?本当に素晴らしいですね。
多くの投資家が答えを間違います。今後長い間株式を買い越すにもかかわらず、株価が上がれば喜び、株価が下がれば悲しむのです。つまり、これから買うことになる「ハンバーガー」の株価が上がったといって有頂天になっているわけです。こうした態度はバカげています。株価が上がるのを見て喜ぶのは目先に株を売る人だけです。 これから株を買おうとしている人は、株価が下がるほうがありがたいはず なのです。 → まさに至言ですね。
(続く)