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カテゴリ:株式投資全般
私はこれまで膨大な数の投資本を読んできました。書物を通して過去の偉大な先人達を師とし、独学でそしてほぼ1人でここまでの毎日を戦ってきました。いい時も悪い時もありましたが、一生懸命に日々を過ごしここまで何とか厳しい日本株市場を生き抜いてきました。
自分の中で投資家として大きな節目となる出来事がしばらく前にあり、それからの数週間、「自分に最も影響を与えた投資本は、そしてその中の決定的な一節とは何だったのか?」と言う事を自問し考え続けてきました。 ただその答えは実はほとんど最初から出ていました。色々考えたのですがやっぱりこれでした。自分に最も影響を与えたのは、超名著 マネーの公理 の中で著者のマックス・ギュンターが述べた、 いつも意味のある勝負に出ろ と言う言葉だったのです。 今日はギュンターへの感謝の気持ちと、投資家としてのこれまでの日々を総決算するために、この最高の本の書評の続編を書きたいと思います。。。。。。 この本の第一の公理の 「リスクについて」 は最高です。今日はこの中から、私が 魂を揺さぶられた宝石のような文章 を紹介しましょう。 慎重に言葉を選ぶのはやめよう。公理があなたを金持ちにする。。。大人なら誰もが知っているように、 人生はすべてギャンブル である。。。 給与や賃金収入で金持ちになることはない。不可能だ。 世界の経済構造は、あなたに不利になるようにできている。。。 最初にこの第一の公理を読んだ時には本当に体の震えが止まりませんでした。「そうか、日本は資本主義の国なんだから、ただ労働者としてぼーっと働いて漫然と給料を貰っているだけでは絶対に金持ちにはなれないんだ。そういう仕組みになってるんだ。」ということを腹の底から思い知ったからです。 人の資産づくりに向けるエネルギーのうち半分だけが、仕事から所得を得ることに充てられるべき。残りの半分は投資や投機に回されるべきだ。。。冷たい真実がここにある。裕福な親戚がいない限り、大多数を占める貧乏人クラスから這い上がる唯一の方法はリスクを取ることである。。。期待できる利益のほうが損失よりもかなり大きいのだから、ゲームはあなたに有利にできている。 リスクを取らなければ貧乏人クラスからは這い上がれない、人生のエネルギーの半分は投資に傾けなくてはならない、ギュンターの真っ直ぐで炎の様に熱いメッセージが私のこの10年間を支えてくれました。 いつも意味のある勝負に出ること。。。システムを打ち負かす唯一の方法は、勝負に出ることだ。。。傷つくことを恐れてはいけない。心配になるような金額を賭けるのだ。 いつも意味のある勝負に出ること。そして同時に心配になるような金額を賭けること。 PF最上位で戦っている銘柄群には常に「本当にその価値があるのか? 私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの抜きん出た力があるのか?」を問い続けながら毎日を戦ってきました。ギュンターのこの言葉こそが、私のこの10年間を勇気づけ、支え続けてくれたのでした。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 16, 2017 10:51:30 PM
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