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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位
価値の探求者たち (ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会) の第7弾です。 今日紹介するのは、「旅するバリュー投資家」として有名で、テンプルトン・エマージング・マーケッツ・グループの上級会長であるマーク・モビアスです。 いかついスキン・ヘッドの風貌で知られる著名投資家ですね。 「、、、この失敗から私が学んだことは、投資判断をするときに決して他人のアドバイスを受け入れてはならないということだ。常に自ら学んだことに基づいて判断し、自ら収集した情報にのっとって行動する。それで状況が悪くなったとしても、少なくとも自らの失敗から学ぶことは出来るからね。」 これは大変に重要なことだと思います。今はツイッター全盛時代で、お手軽ないわゆる「イナゴ投資」が一世を風靡していますが、ただイナゴっているだけでは、「投資家としての必要な経験値」を全く積むことが出来ないと個人的には考えています。 、、、テクニカル分析は有用ではあるものの、ファンダメンタル分析のほうがより重要である。。。ファンダメンタル分析が企業の本当の価値をとらえる唯一の手段であるからだ。 私のテクニカル分析への評価もモビアスと全く同じです。役に立たないわけではなく、有用な局面も実際によくある(特に出来高と組み合わせたVPA:出来高価格分析)のですが、あくまでファンダメンタル分析が主である、ということですね。 一言でいえば、投資で成功するための簡単な公式など存在しないとモビアスは信じている。。。「ジョン・テンプルトンから学んだ大切なことの1つに謙虚さがある。謙虚であれば、新しいアイデアに対してオープンでいられるし、投資に関する調査において、より客観的でいられる。先入観がなく広い心でいれば、世の中が変化することを受け入れ、変化に後れを取らぬよう新しいことを絶えず学んでいくことが出来る。」 謙虚であることの大切さを力説するバリュー投資家は多いですね。私自身もそうですが、投資家と言うのは基本的に「自分に自信がないとやっていけない稼業」なので、どうしても自信過剰に陥りやすいんですね。本当に自分も毎日気をつけています。(汗) 物事は変化する。。。重要なことは、投資家として、流動性と柔軟性を維持することである。市場は大洋や潮流のごとく波打って動いている。トップに居続けるには、膝を曲げてバランスを保ち、波に乗るしかない。。。 私も常にポートフォリオを見直し、刷新し続けることで、鮮度と総合戦闘力を保ち続けるように努力をしています。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 24, 2017 06:41:28 PM
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