2018/02/11(日)09:20
エド・スィコータ(株式投資本オールタイムベスト68位、規律とトレンドフォロー売買法6)。
さて今日は株式投資本オールタイムベスト68位
規律とトレンドフォロー売買法 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社)
の第6弾です。
今日も第2章から世界最高峰のトレンドフォロワーについて見ていきましょう。
今回登場するのはエド・スィコータです。ジャック・D・シュワッガーによる名著 マーケットの魔術師シリーズ全4作 の中で、
「最高のインタビュー」
とされているのが、彼の記事ですね。このコベルの著作では、シュワッガー本では見たことのない彼の金言がたくさん紹介されており、このスィコータのパートだけでも楽に本の定価以上の価値があると思います。それでは始めましょう。
市場と投資の世界に入れば、やがてジャック・シュワッガーの「マーケットの魔術師」(パンローリング)に出会うだろう。この本のトレーダーたちへのインタビューで最も記憶に残るのは、エド・スィコータとのものだ。
スィコータの言葉。
占い師は未来に生きている。物事を先延ばしにしたい人も同じだ。そしてファンダメンタルズ派もそうだ。
ぐぐぐ、 我々バリュー投資家が市場の現実を見ずに、遠い未来を見て泰然とし過ぎているという欠点を明白に指摘 してくれていますね。スィコータ先生、言葉がキツ過ぎて私は涙が出そうです。(滝汗)
スィコータの言葉。
トレンドフォローは、常に存在する今という瞬間を観察して、それに反応する運動だ。。。 私たちにあるのは現在だけだ。存在しない将来ではなく、現在の市場の動きという事実に反応するほうがはるかによい。
昔を思い出すと、市場は変わってトレンドフォローの方法はもううまくいかないと、みんな大変心配していた。今も昔も、疑い深い人は数多い。彼らはトレンドフォローの正体を暴露したいと繰り返す壊れたレコードのようだ。
正しいのはあなたのほうだと市場に納得させようとすると、非常に高くつく ことがある。 流れに乗りなさい。
雑誌の表紙が刺激的になったら、ポジションを手仕舞いなさい。 雑誌ではほかにうまく使えるところはないが、表紙はかなり役に立つ。これは雑誌編集者たちを非難しているのではない。ただ大きな動きが終わるときには、集団心理の発散が雑誌の表紙に現れるのだ。
スィコータの言葉というのは、ダイレクトに胸に刺さりますね。本当に勉強になります。(続く)