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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト69位
投資家のヨットはどこにある(フレッド・シュエッド・ジュニア著、パンローリング社) の最終回第3弾です。 今日も、78年の時空を超える、シュエッドの金言を見ていきましょう。 古き良き時代には「偉大なる投機家」が何人もおり、武勇伝が少なからずいまに伝えられている。 最後の1文、完全に自分のことでした。(滝汗) シュエッド先生、すいませんでした。今日から、もっともっともっと謙虚に市場で戦っていこうと思います。 英語で最もいいかげんな使い方をされている代名詞を選ぶとしたら、私は「彼ら(they)」を指名する。 現代日本だと、「彼ら」は「筋」と呼ばれます。より厳かに「資金筋」と称されることもあります。シュエッドの言葉の続きを見ておきましょう。 ここ10年間は偉大なる投機家や相場師はひとりも現れていない。ところが、「彼ら」の使用は衰えを見せていない。となると、「彼ら」というのはいまでは悪魔でしかあり得ないということになる。 太古の昔から多くの投資家が、投資と投機の違いが何か?について議論を交わしてきました。そして私もそんな「彼ら」の多くの言葉を様々な書籍を通じて読み続けてきました。 ただ個人的には自分の中ではもう何年も前にこの問題は「すっきりきっぱりくっきり」解決しています。それは尊敬するスイス人投資家 マックス・ギュンター の以下の言葉を読んで「その通りだな。」と得心したからです。 (投資と投機には)実際には、何ら違いはない。率直に話をする ジェラルド・ローブ が言い表したように、 すべての投資は投機である。唯一の違いは、ある人はそれを認め、ある人はそれを認めないこと だ。 さて、これでこの本の紹介は終わりです。78年という時空を超える不思議な魅力に満ちた、「全然古くない」素晴らしい1冊です。未読の方は是非。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 14, 2018 06:21:14 PM
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