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みきまるファンド
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、3~5年の中長期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。
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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト73位
株式売買スクール (ギル・モラレス、クリス・キャッチャー著、パンローリング社)
の最終回第8弾です。
今日は、この本の共著者のギル・モラレス&クリス・キャッチャーの「師匠」であるウィリアム・オニールの投資哲学をまとめた素晴らしい出来である 第8章 オニールの十戒 を見ていきましょう。
オニールはある考えを持って投資の世界に臨んでいる。この業界で生き残るためには、さらには人生で生き残るためには、きちんとした思考を持つことが必要で、成功や富がもたらす心理的なワナにはまってはならない、というものである。
オニールの倫理観は企業運営にも反映されている。。。関連会社は、すべて比較的質素でこぢんまりとした場所にある。オニールに実力を認めてもらえればオフィスの古いカーペットの破れを修復するためのガムテープを買ってもらえる、と同僚とよく冗談で話した。。。生意気な社員が闊歩するグーグルの様な派手なオフィスではない。
オニールが倹約家でいられるのは、世界恐慌の時代に生まれたことと生まれ持った良識があるからだろう。。。常に心の均衡を保ち、質素でいることを忘れてはならないということを、オニールは伝えようとしているのである。
最も尊敬する投資家の1人であるウィリアム・オニールが一体どのような性格の人なのか?というのはとても興味のあることでしたし、このくだりは印象に残りました。そして私もこれからも「常に謙虚」な姿勢で株式投資に臨まなくてはならないと決意を新たにしました。
第一戒 自己を見失ってはならない
人は自分を見失うと何らかの行き過ぎた行動に走ってしまうものである。。。オニールのように成功している人物は、ときに嫉妬という人が持つ否定的な感情の標的になってしまう。
第2戒 恐怖におびえて行動してはならない
マーケットを恐れるということは、不透明で不正確な判断をする状況に身を置いているのと同じ。。。マーケットに対して慢性的な恐怖心を持っているということは、投資をする心の準備が整っていないことを意味している。
第3戒 敵から学ぶことのほうが友人から学ぶことよりも多い
オニールは自分を中傷したり批判したりする人間の否定的な考えを、いつも前向きにとらえることができる。。。これはオニールの典型的な手法で、否定的な考えを肯定的な考えに変えることで、第3者による批判をある種の学びとして受け入れるのである。。。あなたは敵から自分の弱点や欠点ーオニールが好んだ言い方を使えば「欠陥」-を学ぶことが出来るのである。
第4戒 学ぶことや自己改善をやめてはならない
第5戒 保有銘柄について話してはならない
マーケットで成功したことを興奮しながら吹聴するのは、オニールが大変嫌う行為である。保有銘柄について絶対に口外しないという簡単な方針に従うだけで、自分の成功を声高に言いふらしてエゴを満たそうとすることもなくなる。
いやあ、オニールの十戒、素晴らしいですね。
さて、これでこの本の紹介は終わりです。オニールに学び、そして今度は師匠のオニールを超えようという熱意に満ちた野心的で印象的な意欲作です。滅茶苦茶勉強になりますよ。未読の方は是非。
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Last updated
Jun 15, 2018 07:54:21 PM
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