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みきまるの優待バリュー株日誌

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Oct 21, 2019
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カテゴリ:株式投資全般
​​ ​ツイッターで話題になっていて初めて知ったのですが、






 ​NISAの「国内株式の週間買付ランキング」がとんでもなく凄いこと​ 





 になっています。下記に示すのは、SBI証券から引用した2019年10月14日から10月18日までのランキングです。​

















 これを見ると、1位と7位にダブルインバース(-2倍)型のETFが登場しています。








​ これらはその変動率が日経平均株価の日々の変動率の-2倍となるように設計された商品です。つまり、「今後の日経平均株価が大きく下がると儲かる」というものであり、 それだけ多くの人が、日本市場の将来の持続的かつ激しい下落に賭けているということ になります。私はまずこの「多くの投資家が日本株市場の崩壊に賭けている」と言う事実に大きな衝撃を受けました。​







 
​​ そしてその数秒後に、 もう一つの事実に気付いて、全身に鳥肌が立ち同時に戦慄 しました。それは、「購入している方々に、基本的な金融リテラシー(能力)が欠けている」ということ です。​​









​ どういうことかというと、この手のインバース型ETFと言うのは、「長期で持つとその価値が減弱する。ほぼ100%必ず損をする。」商品設計となっているからです。これは、 株価というのは常に上がったり下がったりする物なので、「複利効果」によって原指標と比較してパフォーマンスが逓減して行くという特性があるため です。






(上記データは、日本取引所グループのホームぺージより引用)







 
 それでは実際に、ランキング1位の1357 NEXTFUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 の5年チャートを御覧頂きましょう。「5年」というのは、NISAの最長非課税期間でもあるのでその意味でも大切な区切りですね。









 美しいほどに右肩下がりのチャートとなっています。でもそれは当たり前です。初めから「下がるように商品設計されている」訳ですからね。2015年から「ほったらかし投資」でじーっと4年間持ち続けていたらその価値は4分の1になっています。そして今このETFを長期的な資産形成目的の制度であるNISAで買った方にも極めて高い確率で「同じ未来」が待っているでしょう。つまり、








 ​インバース型ETFを長期投資枠のNISAで買うのは経済的な自殺に等しい​​​




 


 とてつもない暴挙であるということです。










 そもそもインバース型のETFは、高い確率で近い将来の株価下落を見込んでいるときに、ピンポイントで短期間買う商品です。そういう目的のために存在しているのです。多分この商品を開発された方も、まさかこれがNISAにカジュアルに大量にぶち込まれる日が来るなどとは夢にも思っていなかったのではないかと思います。














 後、本当に危険だと思うのでおせっかいで付け加えておくと、9位にランクインしている 1552 国際のETF VIX先物短期指数 も「長期投資」という観点からはインバース型のETF以上に、「極めて凶悪な商品」です。







 これは別名「恐怖指数」と呼ばれるもので、プロの機関投資家が市場の暴落に備えての短期的な「保険」として使う様な奇形で特殊な商品だからです。そして、このVIX先物短期指数もインバース型のETFと同様に、「長期で持つとその価値が下がっていく」特性があります。そしてそれはちゃんとETFの説明書にも書いてあります。







(上記データは、三菱UFJ国際投信のホームページより引用)









  それでは実際に、ランキング9位の1552 国際のETF VIX先物短期指数の5年チャートを御覧頂きましょう。驚きで首がのけ反り返りますよ。♬♬♬














 ​ぷひょー。こんなのをNISAにぶち込んで、のんびり長期で持ってたら確実に死んじゃいます。!​​










 


 では結論です。









1. インバース型やVIX型のETFには「長期で持つとその価値がどんどんと下がっていく」という、通常の金融商品にはあり得ないトリッキーな商品特性があります。






2. そのため、長期的な資産形成目的で運用されるべきNISAにそれらをぶち込むというのは、「究極の罰ゲーム&悪魔的鬼畜の所業」となります。






3. 投資の世界に「絶対」はありませんが、これらは「限りなく100%に近い確率で大損が約束されている、類まれなるエキセントリックな商品」です。​​











 以上、驚きのあまり激アツで語ってしまいました。皆様も十分にご留意ください。





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Last updated  Oct 23, 2019 11:56:42 AM



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