みきまるの優待バリュー株日誌

2020/06/15(月)23:02

2019~20主力株概況21位、ナフコ。

優待株について(3765)

​​​​​​​ さて今日は当ブログ1番人気の2019~20主力株概況シリーズです。 21位  2790 ナフコ(東JQS、3月優待) ◎◎◎  PF時価総額21位の上位銘柄はホームセンター業界上位で九州・中国を地盤としているナフコです。出来高の少ないやや流動性に欠ける銘柄であり、仕込みの関係で紹介が遅れてしまいましたが、実際にはもっと上の順位&主力の一角で既に戦っています。  現在の株価は1491円、時価総額444億円、PBR0.30、自己資本比率は62.4%と良好、今期予想PER9.68、配当利回り2.6%(38円)、総合利回り3.2%(38+10=48円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当のギフト券です。​ ​​ ナフコは、 ​2019年11月8日に上記の優待制度を新設​ しました。私はそれを見た瞬間に、「これは 優待バリュー株投資家である自分にとっては、ストライクゾーンど真ん中の甘めの絶好球 だ。 絶対に買い だな。最低でも準主力、調査を追加してからだけど、もしかすると主力中位くらいでも余裕で行けるだろうな。」と感じました。そして新設直後にある程度の量をまとめて買った後でゆっくりと調査を追加し、「うん、やっぱり行ける。」と判断して更に買い乗せしたために、今回ポートフォリオ最上位の一角に登場することとなりました。​​​  今日は私のナフコへの主力参戦の理由をまず最初に簡単に箇条書きでまとめておきます。 1. ホームセンター業界は全体に成長力に乏しいことから全体に不人気で株価も割安なのだが、その中でもナフコの割安さがずば抜けて突出していること。 2. 具体的には、超低PBR&好財務&過去25年間一度も赤字のない手堅い業績を高く評価したこと。 3. 優待新設によって、ピカピカに光り輝く極上の優待バリュー株に一夜にして大変身を遂げたこと。  の3点です。  それでは次にそれぞれを具体的に見ていきましょう。 ​​ 1についてですが、 ホームセンター業界の銘柄はどこも不人気なので、ざっくり言うとPBR0.6~1.0程度に評価されている ところが多いです。ただその中でも、一人ここ ナフコだけは、PBR0.30と超が付くほどの低評価 に甘んじています。IRによると、「それ(同業他社と比較した場合の株価的な著しい低評価)が気になって気になって仕方がない。理由については、外資に多く株を持たれているのと、後は東証ジャスダック所属のせいで流動性が低いせいだと思っている。」とのことでした。​​  それではここで同業他社を含めて比較しておきましょう。 ​ 2790 ナフコ PBR0.30×PER9.68=2.90​  3050 DCMHD PBR0.71×PER10.27=7.29  3191 ジョイフル本田 PBR0.89×PER14.36=12.78  3564 LIXILビバ PBR1.33×PER16.56=22.02  7516 コーナン商事 PBR0.73×PER7.90=5.77  8168 ケーヨー PBR0.91×PER45.37=41.29  8184 島忠 PBR0.73×PER18.32=13.37  8218 コメリ PBR0.62×PER9.71=6.02  9842 アークランドサカモト PBR0.70×PER8.71=6.10  こうしてみると、ナフコだけ異常にPBRが低いのが分かりますね。。。    次に2について、ナフコの過去業績と財務状態を見ておきましょう。  下記の通り、過去25年間にわたって一度も赤字がなく利益を積み上げてきています。 (上記データはかぶたんプレミアムより引用)  そして長年の努力により、現在の財務状態は極めて良好なものとなっています。 (上記データはかぶたんプレミアムより引用)  ​次に3の優待新設についてですが、ナフコは2019年9月現在の株主数が1795人と東証1部指定替えの条件である2200人を下回っていることから、優待パワーで株主数を充足させて上位市場への昇格を狙っているのかと思っていました。  ただIRによると、「現時点では昇格の意向はない。ただ、ここ数年利益が横ばいで増配が出来ていないので、その代わりと言っては何だが株主に少しでも報いるために優待を新設した。今後利益が向上すればもちろん増配したい。」ということでした。株主の方を意識してくれているのはありがたいですね。​  以上、3つの大きな魅力を持つ地味株ナフコを、2020年の新しい主力株として楽しくホールドしながら応援していく所存です。 2020主力株概況シリーズ 免責事項 2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 ​​​​​

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