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カテゴリ:株式投資全般
さて現在全国の書店で好評発売中の新著
みきまるの続【書籍版】株式投資本オールタイムベスト ですが、今日は久々にそのアピールポイント第7弾です。 今日は 第4章 「マーケットの魔術師」から広がる世界 を見ていきましょう。尚、一部に(本と較べての)相違点があります。ご了承ください。 第4章 序文 この章では、「マーケットの魔術師から広がる世界」を見ていきます。市場で長年戦っていれば、誰でもいつかは傷つき、壁にぶち当たり、思い悩んで、 「マーケットの魔術師シリーズ」 に導かれたようにたどり着きます。そして、 前著オールタイムベスト1 では恐らく世界初の試みとして「マーケットの魔術師シリーズ全7作」を徹底解説しました。今回のオールタイムベスト2では、そこから一歩進んで、シリーズに登場したマーケットウィザード達の直筆・他筆による超名著を紹介します。 トップを飾るのは、マーケットの魔術師シリーズ第1作で永遠の名著である通称 「青本」 に登場しているチャンピオントレーダー、マーティン・シュワルツの直筆による「ピット・ブル」です。彼の言葉は、率直であけすけで胸を打ちます。そしてこの本の真価は、「負けた時にどうすればいいのか?」を教えてくれることです。 私は2016年に、当時ポートフォリオ1位の超主力株として戦っていたブライダル銘柄の2196エスクリに超絶下方修正が出て株価が超暴落し、過去最大となる数千万円に及ぶ大損失を出しました。数日間はまともに眠ることもできず、常に胃液が喉元にこみ上げてきて、心も視界もブラックアウトして何も考えられない状態でした。暗闇での数日間を過ごした後に最初に手に取ったのが、「ピット・ブル」でした。 そして、シュワルツの 「ダウンしても10カウントを待たずにまた立ち上がらなくてはならない。」 という力強い言葉を読んで我に返り、ガクガクの膝を抱えて震えながら何とか立ち上がり、エスクリ事件を総括するブログ記事を致命傷を受けてから1週間以内に書き上げて立ち直ったのでした。 著名投資家のWWW9945さんに「私ならこんな短期間ではとても立ち上がれない。凄い精神力だ。」と称賛されたのですが、本当はそのままダウンして10カウントを聞いた方がよっぽど精神的には楽だったし、自分が受けたダメージはとてつもなく甚大でした。でも、この本が本棚にあったおかげで、私は再び立ち上がることが出来たのです。 投資家人生最大のピンチを救ってくれたのが、「ピット・ブル」だった のです。 次に紹介するのは、1960~1990年代に渡って驚異的な成績を上げ、「ヘッジファンドの帝王」として知られたマイケル・スタインハルトの自伝です。 S級の投資家はその精神性においても全く普通ではない、いやむしろ完全にサイコパスである ということが良く分かるキレキレの1冊です。また本文中で紹介している「スタインハルトの4原則」は私も銘柄選択でとても大事にしている視点となります。 最後に紹介するのは、マーケットの魔術師シリーズ第2作の株式編、通称 「桃本」 に登場しているスティーブ・コーエンに関する壮絶なドキュメントです。彼が本当にインサイダー取引をしていたのかどうかに関しては是非本書を読んで頂ければと思うのですが、私がこの本を凄いと思うのは、「ウォール街に手ぶらでやってきて資産1兆円を達成した」伝説のスーパートレーダーの物の考え方が赤裸々に綴られていることです。あらゆる投資家にとって、たくさんのヒントと気付きを得られる傑作と思います。 以上、「マーケットの魔術師から広がる遠大な世界」を、是非新著でお楽しみください。(またもや次回に続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 22, 2020 02:09:51 PM
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