みきまるの優待バリュー株日誌

2020/06/25(木)13:52

12. やめることに意味はない。

株式投資全般(1970)

​ さて今日は株式投資本オールタイムベスト104位  トレーダーの心理学 (アリ・キエフ著、パンローリング、2006年)  の好評第12弾です。  今日は、第9章 リスクをとる覚悟を決める から。 ​ マスタリーに達するためにもっとも重要なのは、コミットメントだ。コミットすることで視点を選ぶ意欲が生まれ、その延長線上にある行動をとることができるようになる。  われわれはみんな、自分が考えている以上の能力を持っている。しかし、それを実現させるためには、まず「不可能性の思考」を解除しなければならない。  このような生き方をしていると、体のなかに眠っている莫大な量のエネルギーが解き放たれ、とてつもなく大きな可能性が生まれる。  マスタートレーダーは自分が目指すところを分かったうえで将来に向けてコミットしながら、実際には目の前の課題を処理していく。    コミットしているときは、常に新しいところに着地し、それまでなかったものを目にすることができるため、トレーディングの世界がそれまでとは違って見えてくる。  昨日のことにこだわったり、ずっと先の、手が届かないようなことばかり見つめて力不足の思いだけを残したりするのはよくない。すべきことはただひとつ、今、目の前にあることだけしかない。​  キエフのこの視点は非常に参考になります。自分も長期的な高い目標(資産○○億円)を持ちつつ、現実的にはまず毎年確実にベンチマークとなる指標(具体的にはTOPIX)を上回るパフォーマンスを上げることを目指しています。  そしてもっというと、TOPIXを下回って成績が推移している場合には、更に控えめに「負けを認め、敗戦処理であるBプランの非常事態局面にあることを自覚して、頭を切り替えてもう勝つことは目指さずに謙虚に少しでも差を詰める。」ことに集中するようにしています。  要は、「視点は遠くを見据えながらも、その一方で常に目の前の現実的な課題に取り組み続ける」ことが大切ということですね。 ​ コミットするために覚えておきたいこと ●​自分でできるように見せようとするのはやめる​ ●何事も、コントロールしようとしない ●不快感を受け入れる ●やるべきことに集中する ●努力を続けることで、結果はあとからついてくる ●結果や成果や批判は気にしない ●課題に向かって努力を続ける ●常に新しい課題を見つけていく ●今の課題を終わらせてから、次に取り組む ●腹を立てたり頼ったりする姿勢は避ける ●​不安でも活動は続ける。​やめることに意味はない​​ ●​「とにかくやる」、やり続ける​​    くぉー、このリストは凄いですね。全部その通りと思います。そして中でも、  ​​やめることに意味はない​ ​ というのは名言中の名言と思いました。私はこれからも命続く限り株式投資に取り組んでいきたいと思いますし、このブログも極力長く続けていきたいと考えています。  またリストの中では、自分は特に「できるように見せようとするのはやめる」ことに気を付けています。能力が足りない、もう立派な中年なのに未だに夢見がちである、お調子者で脇が甘い、そういう自分の悪い部分も率直にさらけ出して、  ​​いつも素っ裸のフル○ンで戦う​​  様にしています。この世界では、自分を偽ったり大きく見せようとする姿勢は、結果として精神的に非常に高くつきます。本当です。それよりも恐怖やプレッシャーで縮み上がったキャンタマをそのまま見せて戦う方が楽ですし、そして何よりも自分自身が自由で楽しいです。(続く) ​

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