みきまるの優待バリュー株日誌

2020/07/05(日)08:04

2. 人は見かけによる。

株式投資全般(1960)

​​ さて今日は株式投資本オールタイムベスト105位  順張りスイングトレードの極意 (荻窪禅著、彩流社、2020年)  の第2弾です。  今日は、キャッチーで印象的な出来である はじめに から。  ​ さて、2020年春の大暴落で「臆病者が生き残り、勇敢(向こう見ず)な者が消えた」株式市場ですが、大雑把に言えば、無傷でいたりむしろ利益を出していた者のほとんどは「トレーダー」であり、逆に壊滅的な打撃を受けた者のほとんどは「投資家」だったようです。  トレーダーと投資家は重なる部分もありますし、明確に区分けできるものではないものの、一般論としては、大まかな特性の違いを下表のようにまとめられるものと筆者は考えています。​ ​ さてこの表を見ると、  私は見事なくらいに「投資家」属性が高いことが分かります。そして実際に2020年春の「コロナショック」では壊滅的なダメージを受けて一時は年初来のパフォーマンスがマイナス34%くらいまで落ち込みましたし、もう少しで退場が見えてくるような修羅場を体験しました。(滝汗)​  そしてこの荻窪禅さんの楽しい表を興味深くしげしげと眺めていてふと気付いたのですが、「左側のトレーダーはほぼイコールでモメンタム投資家」に、そして「右側の投資家はほぼイコールでバリュー投資家」に置換出来ると思いました。    市場は懐の深いところですから、 ​モメンタム​ でも ​バリュー​ でも利益を上げることが出来ます。名著 ​ファクター投資​ を読めば、「両方ともうまくいく」ことが分かります。そしてだからこそマーケットにはトレーダーと投資家が「ケンカしながら仲良く同居」しているわけです。 ​ どちらの手法を選ぶべきかは「投資家個人の性格と能力による」と思いますが、1つだけ言えるのは​「バリュー投資手法をモメンタム戦略で補完する」​ やり方は非常に合理的で効果的であり、だからこそ私の様なコテコテの バリュー投資家にとってもこの荻窪禅さんの本が有意義である ということですね。 (本文終わり) ​ ​ 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、次にここからはちょっと余談になるのですが、私はずっと以前から  ​人は見かけによる​  と確信しています。このフレーズは今から約20年前に友人の、通称「トミーズ」が私に何気なく言った一言なのですが、聞いた瞬間に「トミー、チミは天才だな。それ、言われて見ると絶対真実だよ。」と感じました。そして投資家として世の中をその後20年間様々な角度から観察し続けてきた今も、変わらずにそう思っています。  オフ会でちょっとヤ○ザっぽい、危険で精悍(せいかん)な雰囲気のする方は大体モメンタム投資家(上の表のトレーダー)です。資金力の大きい方も多く、初対面で、​ ​​「オッス、オラ資産5億。オメーは?」​​  とカジュアルに聞いてきたりします。また私がバリュー投資家であると分かると、「ねぇ、オメーらってそんな生ぬるいやり方で本当に儲かってんの?」とキラキラに光ったガラス玉みたいな目で、キレキレのビーンボールを投げ込んできてくれたりもします。(汗)  穏やかで物静かな方は大体バリュー投資家(上の表の投資家)です。体形的には中肉中背~ぽっちゃりドラえもんくらいの方が多いです。初対面だと警戒心が強くてあまりフレンドリーではない方が多いですが、一旦親しくなると、その豊富な知識を生かして機関銃の様に情熱的にめっちゃ話してくれる方も多いです。後、  ​​何故かちょっと古くなったネル系のチェックシャツを着ている場合が異常に多い​​  のですぐに会場で判別できます。    インテリ風でちょっと公務員っぽい雰囲気の方は大体インデックス投資家です。   ​ ​様々なETFの信託報酬の0.01%の違いを情熱的に詳しく教えてくれます​​  が、アクティブ(個別株)投資の話になると何故か貝のように押し黙ってしまいます。  、、、、すいません、悪い癖で話が大幅に脱線しました。一体何が言いたかったのかと言うと、「人は皆が思っている以上にその見かけによる」という事ですね。    書評は当然まだまだ続きます。(軌道を修正し、原点回帰して第3弾へ続く) ​​

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