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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト108位
行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) の第8弾です。 今日は、第13章 行動科学的投資はルールに基づいている から。 浮気をするかどうかは個人の倫理観や宗教ではなく、機会があるかないかによって決まる。裕福でルックスが良く、頻繁に旅行する人が道を踏み外す可能性が高いことも研究によって分かっている。 ダイエット中の人で最初に提供されたお菓子を断った人ほど、そのあとのアイスクリームの試食で多く食べていた。 私たちの限られた自制心は、ある部分で枯渇すると別の部分で譲歩してしまう ようだ。 このクロスビーの指摘ですが、言われて見て分かったのですが、自分は無意識の内にずっと前から気付いていて、日々の投資で既に対応策を取り入れていました。 具体的に言うと、私は「生粋の、生まれついての優待族」という出自から、「どうしても欲しい優待があると、それに心が囚われて脳の認知能力が落ちてひよこみたいにピヨピヨになってしまう。🐤」という大きな欠点を抱えています。 そのため以前から、指標的にかなり割高だったり、業績が下降し続けていたりして、「本来ならばバリュー投資家としては投資すべき案件ではない」と考えられる場合でも、ポートフォリオ下位の「優待株いけす」内に投資金額が収まる場合には、極力その銘柄の良い面を見て最大限にポジティブに評価して、「どうしても欲しい優待株は本能の赴くままにすぐにむさぼり買って、いけすに放り込む。」様にしています。 このやり方の長所は、自分の限られた知的能力や注意力をポートフォリオ上位の主力銘柄群に重点的に振り分けることが出来るという事です。 私達投資家は、 自らの貴重で稀少な「限られた自制心」を、本当に大切な所で使うことが肝要 なんですね。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 6, 2020 03:00:50 PM
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