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みきまるファンド
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、2~3年の中期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。
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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト109位
ルール (ラリー・ハイト著、パンローリング、2020年)
の第3弾です。
今日は、第3章 確率を利用する から。
大勝利を狙って賭ける
忘れないでほしいが、いつも勝っていても、利益がわずかならば、実は勝っているとは言えない。
その理由はこうだ。常に小さな利益を目指してトレードをするのは安全ではない。わずかな利益しか得られなければ、小さな損失を何度も出したときに埋め合わせることができない。私は大きな利益を狙う。ゲームが実際にどういうものかをまだ知らない平均的な人は、いつでも小さな利益を着実に取りに行く。それが安全な賭けに見えるからだ。問題はこれが見た目ほど安全ではないという点だ。
大金を稼ぐには、必ず大きな利益を得られそうなものに賭ける必要がある。これを定期的に行っていれば、やがて有利な確率になり、そのうちに大勝できる。だからこそ、常に目を光らせて、特大の機会に賭けるべきなのだ。
日本でも、かつて「ディフェンシブ・ストック」の代表格とされ、安定して高配当が貰えるという事で定年退職者のポートフォリオに多く組み込まれていた人気株の東京電力が、東日本大震災に伴う原発事故の発生で、「見た目ほどに安全な賭けでは全くなかった。」ということが白日の下にさらされたことがありました。
マーケットの本質は「危険で不確実」であることであり、そこにありもしない「安全で確実」という幻を求めると、非常に高くつくということです。
それにしても、ハイトの「小さな利益を取りに行くことの危険性」の説明は分かりやすいですね。
確率を高めるために、手持ちのツールをすべて使う必要がある。タイミングはエッジ(優位性)だ。それを使って、戦略的に賭けをしよう。また、いくら賭けるかは非常に大きな意味を持つ。重大な行動をする前に、「これでどれだけ儲けられそうか」と自問しよう。賭ける価値があるほどの利益でなければ、意味がないからだ。そして、最後に、「どれだけの損を受け入れられるか」と自問しよう。小銭を稼ぐために大金を賭けるべきではないからだ。
いやあ、実践的で素晴らしいアドバイスですね。私もポートフォリオ上位銘柄に関しては、「リスク・リワード比」が優れている、期待値が不自然なくらいにプラスに歪曲している、そういう「極上の有利な賭け」ばかりになるように、常に意識を徹底しています。(続く)
Last updated
Oct 23, 2020 05:41:33 PM
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