さて今日は、株式投資本オールタイムベスト6位
ピーター・リンチの株で勝つ (ピーター・リンチ著、ダイヤモンド社、2001年)
の第3弾です。
尚、これは、2020年1月に発売した
みきまるの「続」書籍版 株式投資本オールタイムベスト
に先行プレミアム収録していたものを、発売後一定の期間が経過したために改めてブログ用に「満を持して降ろした」記事となります。一部に本とは内容が異なる部分がありますのでご了承ください。
今日は珠玉の出来である、第16章 ポートフォリオを作る から。
私のファンドは全部で1400銘柄を保有しているが、100銘柄で資金の約半分、200銘柄では約3分の2を占めている。また全額の1%は、いわば第2群の約500銘柄の株式に投資し、定期的に調べて、後の大量投資に備えている。
第2選択群のうち、自信を持てるようになった銘柄は、第1選択群へ昇格させる のである。
私は最初にこのリンチの言葉を読んだときに、「なんて理に適っていて良いアイデアなんだ。」と感嘆しました。たくさんの銘柄を保有しそこから極上のものだけを選び抜いて1軍に上げるというのは「野球のメジャーリーグの選手選抜システムと同じ」ですし、読んだ瞬間にとてもしっくりときたのです。
そして、このリンチの考え方にインスパイアされて生まれたのが、私の投資理論の根幹を成す
優待株いけす理論
(大量の優待株を保有し、それらを切磋琢磨させながら楽しく観察し、総合戦闘力がずば抜けた魚だけを主力に昇格させるやり方)
でもあるんですね。(続く)