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みきまるファンド
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、3~5年の中長期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。
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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト110位
適応的市場仮説 (アンドリュー・W・ロー著、東洋経済新報社、2020年)
の第6弾です。
今日も 第6章 適応的市場仮説 から。ついに議論の本丸入口に到達です。
適応的市場仮説
効率的市場仮説はもう何十年も金融市場に関する主流理論の地位を占め続けているけれど、人はいつも合理的に行動するわけではないということがわかっている。ということは、市場が常に効率的でなくてもまったく驚く必要なんてないのだ。
私たちは完全に合理的なわけでも、完全に非合理的なわけでもないので、合理主義者と行動主義者はどちらもいまひとつ説得力に欠ける。となると、市場の仕組みを説明する新たな理論が必要になってくる。
まずは、次の単純な事実を認めることから始めよう。市場の非効率性は現に存在する。
はい、市場の非効率性は現に存在します。だからこそ市場にはこんなにもたくさんの凄腕投資家がいるのです。当たり前のことですね。でも旧来の効率的市場仮説はその「当たり前」を認めない、実に気持ちの悪い仮説だったのです。
私たちはお決まりの行動の中にちょっとした気まぐれを抱えるだけの合理的存在なんかではない。むしろ、私たちの脳は気まぐれの集合体だ。私たちはバグを含むシステムではなく、バグでできたシステムなのだ。
こういった気まぐれは、決してランダムなものでも、その場限りのものでも、非体系的なものでもない。経済的合理性ではなくて生存を最大の目的とする脳の構造が作り出すものなのだ。
たとえば、扁桃体が制御する私たちの恐怖反応は、数億年前に起源がある。
ローレンス・A・コナーズ が、傑作 「恐怖で買って強欲で売る」短期売買法 で記したように、マーケットでは、 恐怖効果 はその力が衰えず永続することが知られています。
それは我々人間の生物としての根源的なとても深いところにエッジ(優位性)の源があるからです。私たち人間は、「生存を脅かす様な強い恐怖」には「宿命的に同じ反応」をしてしまうんですね。(続く)
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Last updated
Nov 26, 2020 05:41:54 PM
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