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みきまるの優待バリュー株日誌

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Dec 4, 2020
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カテゴリ:株式投資全般
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト110位






適応的市場仮説 (アンドリュー・W・ロー著、東洋経済新報社、2020年)










 の第8弾です。








 今日は、素晴らしくかつ印象的な 第7章 金融界のガラパゴス諸島 から。












 ​
​ かねてから、市場が真に効率的でないなら、その非効率性を突くような体系的な戦略が存在し、巨額の利益を一瞬で上げられるはずだと主張する金融経済学者はたくさんいた。その市場に勝つことのできる神話みたいな億万長者は、いったいどこにいたのだろう。


 彼らは私たちの目と鼻の先にいた。その名もヘッジファンド・マネージャー。












 この章で、ローは効率的市場仮説が間違っている証拠の実例をたっぷりと見せてくれます。また文章も歯切れがよくて痛快です。続きを見ていきましょう。










 
ミッション・インポッシブル




 効率的市場仮説は投資家にとって諸刃の剣だ。市場が真に効率的なら、どんなに分析しても、投資家が市場に勝つのは無理だ。なら、インデックスファンドに投資すればいいんじゃ? 今やインデックスファンドとパッシヴ投資は金融界の風景の大部分を占めている。効率的市場仮説もずいぶんと出世したものだ。



 でも、効率的市場仮説はどうも釈然としない逆の意味もはらんでいる。どんなに分析しても市場に勝てないとしたら、イングランド銀行を打ち破ったジョージ・ソロス、住宅バブルの崩壊に賭けて2007年から2008年に200億ドルの利益を上げたジョン・ポールソン、常に市場に勝ち続けているヘッジファンドを運用するコンピュータ科学者のデイヴィッド・ショーや数学者のジェイムス・シモンズの並外れたキャリアについてはどう解釈するのか?



 彼らはたまたま「幸運」だったにすぎない、というのが効率的市場仮説の標準的な説明だ。



 でも、彼らのような大成功したヘッジファンド・マネージャーの並外れた実績をつぶさに調べてみると、ほかの何かが起きていると考えざるを得ない。



 摩擦のない理論上の極限状態において、適応的市場仮説はひとつの特殊な例として効率的市場仮説を含んでいる。しかし、現実問題としては、この極限状態に到達することはまずありえないし、たとえあったとしても、普通はその極限状態が長く続いたりはしない。



 今日の金融市場は、完璧に効率的な市場という理論上の最終状態からは程遠い。現に、ウォーレン・バフェットからジェイムス・シモンズまで、錚々たる顔ぶれの投資家たちが、まったく異なる投資戦略を用いながらも、効率的市場仮説のイチオシであるインデックスファンドをはるかに凌ぐ利益を一貫して上げている。
















​ だからこそ、ヘッジファンドは適応的市場仮説が機能しているという理想的な実例であり、効率的市場仮説との違いをリアルタイムで映し出す鏡であるといえる。​











 いやあ、このローの効率的市場仮説が間違っているということの説明は分かりやすくていいですね。「現実が効率的市場仮説の綻びを示している」ということです。また、







 ​​適応的市場仮説は、そのひとつの特殊な例として効率的市場仮説を含んでいる​​







 という点も素晴らしいです。「市場は完全にではないが、でも概ね効率的」だというのも事実ですからね。










​ つまり、







 ​適応的市場仮説は効率的市場仮説と対立する考え方ではなく、それを優しく包み込んだ、その延長上にある、より市場のリアルを分かりやすく説明できる理論​







 であるという事です。私たちアクティブ投資家も、この本を読んだ後ではもうインデックス投資家とケンカしなくても済みそうですね。(笑)​






Last updated  Dec 4, 2020 05:41:40 PM
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