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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト111位
証券分析 (ベンジャミン・グレアム+デビッド・L・ドッド著、パンローリング、2002年) の最終回第7弾です。 今日は、 第52章 マーケット分析と証券分析 から。 証券分析にはマーケット分析と比較していくつかの優位性があり、そのために、訓練を積んだ賢明な人たちにとって前者は、より成功できる分野であるとわれわれは考えている。 マーケット分析のほうが証券分析よりも簡単に思えるし、手早くより大きな利益を得られる可能性もある。まさにこのことが原因となって、長期的に見ると期待外れの結果となる公算が大きいのだ。 この数年でもマーケット分析に基づいて「夢のあるバイオ株」に勝負をかけ、結果として「逆に最速で凍死家」となられる方が続出しました。 それに対して、 グレアムの「常に安全域を保った」ディーブバリュー株投資手法 には、派手さはなくとも、この「証券分析」が記された1934年から80年間以上ずっと有効であり続けてきた、マーケットが与える「時の試練」を乗り越え続けてきたという確かな実績があります。 私はこれからも「バリュー投資の父」グレアムが生み出した、「安全域を保ち続ける手法」をベースとして、ここ日本株市場で戦い抜いていこうと考えています。 さて、これでこの本の紹介は終わりです。我々バリュー投資家にとっての「聖書」の書評を書き上げることは私の投資家としての「長年の夢」でした。夢の向こう側に何があるのか、自分の投資家としての冒険は、まだこれからも続きます。(終わり) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 10, 2021 08:06:25 AM
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