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みきまるの優待バリュー株日誌

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Apr 8, 2021
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カテゴリ:株式投資全般
​​​ さて今日は株式投資本オールタイムベスト115位






 勝つ投資 負けない投資 (片山晃 + 小松原周 著、クロスメディアパブリッシング、2015年)










 の第5弾です。









 今日は、第2章 株式投資で勝つための銘柄選別法 から。
















 
 低PERや低PBRで買っても大きなリターンは得られない




 なぜ低PBRの株では大きく儲からないのか。その理由は、そこに変化が起きないからです。
















 
 バリュー投資はきちんと銘柄選別をしたところで、結局は相場全体が上がらなければ株価は上昇しない性質を持っているといえる。




 また、純資産という普遍的な指標を頼りにしているため、スクリーニングなどで導き出される結果は常に一定になります。わかりやすく明確な基準でみているだけに、誰がやっても同じになって差が付かないのです。




 これは、低PERに着目した投資でも同じことがいえます。変化のない安定的な業績を出している企業は、いくらPERが低くてもなかなか投資対象にはなりません。
















 65万円を ​140億円 にした大投資家である五月さんにこれを言われると、コテコテのバリュー投資家である私としては全く、






 ​​グーの音も出ない​​






 です。(鬼汗)











 この章では、五月さんはバリュー投資手法が持つ欠点をこれでもかというくらいに教えてくれています。本当に身に沁みますし、自らの投資手法を改善するためのヒントをたくさん得ることが出来ました。あらゆるバリュー投資家は、全員「焼き土下座」でこの本を読むべきだと思います。。。。









 ただ、20年来の「日の丸バリュー投資家」として少しだけ「グーの音」を出して反論をさせて頂くと、実はバリュー投資手法の良さと言うのは、五月さんが指摘した欠点であるその「分かりやすさ」にこそあります。







 「投資センス」と言うのは学ぶことが非常に難しく、人によってはどんなに努力しても習得不可能な場合もあります。何故ならそれは美術や音楽の様な「芸術」に近いものだからです。でも才能のない方であっても、堅牢で再現性の高いやり方であるバリュー投資手法で一定の投資の果実を得ることが出来ることは、 ​80年以上前にグレアムがこの手法を開発してからのマーケットの歴史が証明​ してくれています。








 また、もう一つ別の角度からの指摘をすると、有効な投資手法が刻々と変化し続けているマーケットでは、「百発百中の銀の弾丸」は決して存在しません。






 例えばこの10年間くらいはバリュー投資は全体としてグロース投資に劣後していますが、それ以前には長く優位だった期間もあります。更に言うと、2021年相場に入ってからは「バリューの逆襲」が見られる局面も増えてきています。また近年は小型株投資のパフォーマンスもイマイチですが、これまたその前の数十年は非常に有効なやり方でした。








 ちなみに、クオンツの指導者にしてモメンタム投資発見の先駆者であるクリフ・アクネスはかつて以下の様に述べました。





 ​
 ​もし整備士があなたの車は10年のうち6、7年くらいは動くだろうという意味で「機能する」という言葉を使ったら、あなたはその整備士をクビにするだろう。しかし、資産運用が「機能する」傾向にあるとはそういうことなのだ。​





 
 欠点のない投資手法はなく、どんな市場環境でも必ず勝てるやり方などは決して存在しません。私達投資家はそういう「不完全な武器」を持って日々戦い続けている存在なんですね。(続く)



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Last updated  Apr 8, 2021 10:36:17 PM
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